車のリアガラスが破壊される

今朝、会社へ行く準備をしていると、外で「車のリアガラスが壊されてる~」と言うかみさんの叫び声。



行ってみると、リアガラスが見事に割れ落ちていました。車はハッチバックなので、セダンなんかよりも、割りやすいと言えば割りやすいでしょうか。



ガラスの真ん中を「ドシャ」と割られたのではなくて、窓枠の部分をきれいに切り取ったような感じの割れ方。



見た瞬間、「こりゃ、高い」と思いました。ハッチバックですから、その窓を外から開け閉め出来るようになっているんですね。ワイパーとか、ヒンジとか、支え棒とか、一体になってます。リアガラスですから、デフロスターも埋め込まれています。



まずはポリースに電話。911ではなくて、ノンエマージェンシーコール。



私「いたずらで車のバックグラスを割られたんですけど...」。



必要な情報を伝えると、



ポリース「後で、ドキュメントを作るためにもう一度電話するから」



とのこと。



会社で待っていると、早速別のポリースが電話をしてきました。メーカー、車名、年式、壊された時の状況、盗まれたものがないかどうかとか、詳細情報を伝えました。名前を言った瞬間に「あんた、日本人だろう」とそのポリースに言われ、「え?よく分かりますね。」「いや、名前の感じがそう聞こえるからだ」って。



一通り書類が出来上がると、この事件のケースナンバーがもらえます。そのケースナンバーを使って保険会社に弁済料を請求します。



初めての経験。結構緊張しました(笑)。



次に、前回の記事に登場した車屋さんに連絡。彼の話によれば、フロントガラスは、いろいろな業者が扱っているので、比較的安くで修理が可能だけど、リアガラスは私の車のもののように特殊なものが多く、たいていはメーカー純正のものしかダメ。工賃を入れるとかなり高くなるだろうとのことでした。



「高いだろうなぁ...」



仕方がありません。いくら息子の車とは言え、まさか、ビニールシートを貼るわけにもいきませんから(涙)。



次は保険屋さんに連絡。私が加入している保険は、窓の損害をカバーしているので、全額自腹を切る必要がないことが分かりました。少し安心。自分の保険の詳細を知らないのも問題ありますね(汗)。



その後、まもなく、ガラス屋さんから電話がかかってきました。すぐに保険屋さんも交えてのコンファレンスコール。結構事務的。



で、あれよあれよと言う間に、ガラス修理の予約も完了。午後に修理に来るとのこと。午前中で問題が解決してしまいました(笑)。



今回学んだこと: 「車のガラス修理は、予約から完了まで1日以内で済む(うまくいけば半日)」

続きを読む

アメリカ版自動車ディーラー

アメリカに住んで10年になりますが、自動車ディーラで車を買ったのは、最初の2回だけ。



それ以降は、日本人経営のオートショップ。



アメリカの自動車ディーラは、押しが強すぎるのでり好きではありません。ちょっと車を見に行こうと言う気にもなりません。



それはそれはすごいプッシュがあります。



まず、自分の車を降りて、展示車両の方に歩いていくと、出入り口の方から早速セールスマンが歩み寄ってくる。「ほーら、金づるが来た」と言わんばかり。ニコニコ顔で近づいてきます。



「Hey there, how’re you doin’?」(やけになれなれしい)


「Good…」(頼むから一人にしといてくれないかなぁ)


「Are you interested in XXX?」


「Well, we just research something…」


「What are you looking for? Camry? Avalon???」


「Yeah, Camry should be reasonable. maybe…」



と会話が続くわけですが、とにかく、しつこい、しつこい。隙を見せようものならとことんまで漬け込まれて、最初はそのつもりがなくても、気が付いたら、購入の書類にサインをしていたりします。



で、いったん書類にサインをすると、手のひらを返したように、つっけんどんになるセールスもいます。



で、購入前に、値段交渉をするのが普通ですよね。これがまたすごい。弁当持参で行った方が良いほど。1日仕事です。



1台目は、アメリカに来てすぐに買ったのですが、良く事情が分からなかったので、ほぼ1日ディーラに缶詰状態。それも、家族総出。まぁ、私も粘ったからなんですけどね。



「お前、さっきこの値段にするって言ったじゃないか。」


「ちょっと待った。じゃぁ、今ボスに聞いてくるから。」

———-

「ボスが言うには、ここまでだって。」


「そんなの飲めるわけないだろ。ここまで下げてよ。」


「う~ん、俺の判断じゃどうにもならないから、ボスを説得してくるから、ちょっとまってて。」



延々とこんな会話が続きます。で、例えば、



「もう、今日は遅いから、明日また来るよ。」


なんて言おうものなら、出口で通せんぼ。


「ちょっとまって、そんなに言うんなら、もう一度ボスと相談してくるから。」


いいかげん呆れます。



ま、こんな感じなので、自動車ディーラで車買うのやめました。



最近は慣れたもので、セールスが寄ってきても、適当に話して、


「また後でくるから。」


と言って帰ってしまいます。でも、先日、そう言って帰ろうとしたら、別のセールスに、



「何で今日買わないの?」


「いや、うちのワイフと相談しなきゃいけないから」


「もう相談してきたんじゃないの?」



と言われました。


「良く分かってるじゃん。」 続きを読む

本社出張

ic_card.jpg

今日は久しぶりに、本社出張。朝から晩までいました。



車でフリーウェイで北上すること、1時間ちょっと。8つのビルからなる、でかい本社があります。去年そこへ引っ越したんですけどね。



景気が悪い中、今のところ右肩上がりの成長を続けている会社ですので、羽振りが良いと言うか何と言うか。設備投資、研究開発への投資バンバン。そんなに使って大丈夫?と思ってしまうほど。



もともと、ベンチャーが寄り集まって大きくなった会社なので、ベンチャー時代のアグレッシブさがまだまだ残っているようです。まぁ、守りに入っていないから成長を続けているのでしょうか。



今日は全く他人の仕事を手伝いに本社へ出張しました。うちのプロジェクトは今のところ落ち着いているのですが、そのプロジェクト、本当に猫の手も借りたいほど忙しいようで、あらゆるグループを巻き込んでいます。



ま、そのプロジェクトで成功すれば、会社としてとてつもなく大きな利益が得られるとあって、上から下まで命をかけてそのプロジェクトに取り組んでいます。



うちの会社は、機密には非常に敏感で、セキュリティが非常にしっかりしています。ドアはICカードがなければ絶対に開くことはありませんし、イントラネットへパソコンを接続する場合には、専用のキーがないと何も始まりません。



下の写真は、私の3点セット。



左から、スマートフォン、ICカード(人様に見せられるほど良い男でもありませんので、モザイク(笑)をかけました)、そして、キー。キーに出てくる番号をイントラネットに接続する際にPCに入力します。この番号は、1分(だったかな)に1度変わります。



右の2つはうちの会社のすべての従業員が持っています。これを使えば、イギリスのケンブリッジオフィスであろうが、デンマークのコペンハーゲンオフィスであろうが、ギリシャのアテネオフィスであろうが、中に入ってイントラネットにPCを接続することが可能です。



ほとんどのアメリカの会社は、こんな感じのものを使っていると思います。



出張の話からかなりずれてしまいました(汗)。

続きを読む

ベビーシャワー

baby-shower.jpg

ベビーシャワーってご存知でしょうか?



赤ちゃんがシャワーを浴びるわけではありません。



アメリカでは非常に一般的なんですが、出産を控えたお母さんとか夫婦を囲んでお祝いしたり、先輩夫婦がアドバイスを送るパーティーです。



パーティーの参加者は、赤ちゃんのためにいろいろなプレゼントを持参します。オムツであったり、服であったり。おもちゃとか、ベビーカーとか。



実は昨日、うちの近所に住むご夫婦のベビーシャワーに行ってきました。



あまり大きな声では言えないのですが、年齢不詳のお父さんと、フィリピン出身のお母さん。お父さんの方は多分60は超えてるでしょうか。うちの子供たちが小さい頃は、よく遊んでくれた、本当に優しい人です。



で、驚くなかれ、女の子の双子。出産予定日が4月の初めなのに、おなかはもうはちきれそうなくらいパンパン。



アメリカに来て、日本人のベビーシャワーには参加してことがあるのですが(と言うかうちのかみさんが)、アメリカ人のベビーシャワーは初めてだったので、興味津々でした。



会場は近所のコミュニティのクラブハウス。パーティ主催者(お父さんの会社の人)が小奇麗に飾り付けをしていました。



入り口には、「Baby Shower」のかわいらしい文字。



中へ入ると、すでに数人の参加者が。



このお父さんとお母さんが、丁寧に一人一人に紹介してくれました。



正面にはプレゼントがどっさり。きれいな包み紙に包まれた大きな箱、小さな箱、紙袋などが置かれていました。



パーティーは、よく気を使うお父さんが、いろいろな人とお話。お母さんは、おなかが重くてあまり歩けませんので、座ってお話。



写真を撮ったり。



ゲームもいくつかありました。



「お母さんの胴回りの長さ当てゲーム!」:
参加者一人一人に紐が配られるのですが、配られる際に、参加者がお母さんの胴回りを予想してその長さに紐を切ります。で、お母さんが一人一人回って、実際に紐を胴回りに当ててチェックします。一番近い長さの紐を持っている参加者が賞品をゲットします。



「子供の名前推薦ゲーム!」:
参加者一人一人が紙に、生まれてくる女の子二人の名前を書いて箱に入れます。それをお父さんとお母さんが一枚一枚引いて、気に入った名前を選びます。選ばれた人が賞品をゲット。ちなみにうちの息子が賞品をゲットしました。彼が書いた名前は「ソフィーとテイラー」。


私 「お前、学校で好きな女の子の名前、書いたんじゃないだろうな」


彼 「そんなはずあるわけないじゃないか(顔真っ赤)」



「プレゼントビンゴゲーム!」:
ビンゴは、普通、4X4とか5x5の中に数字とか文字とかが入っていますが、今回は、マスだけがあって、中に何も書かれていない紙が配られます。参加者は、配られた紙のマスの中に、一つ一つ、プレゼントの中にありそうな品物を書いていきます。例えば、「オムツ」、「服」、「よだれかけ」、「おんぶひも」などなど。



で、書き終わったら、今度は、お父さんとお母さんへのプレゼントが一つ一つ開かれます。で、その中身が、ビンゴのマスの中にあれば、それを消していきます。で、たて横斜め、いずれかが消されたら「ビンゴ!」



結局ビンゴになった人はいませんでしたが。



パーティーですから、簡単な食事も振舞われます。もちろん立食形式。サンドイッチ、飲み物、フルーツ、クッキーなど。



で、ケーキはこんな感じ。



双子の女の子ですから、「Baby Girls」になってます。



2時間ほどのパーティでしたが、結構楽しめました。



あとは、生まれてくる双子の赤ちゃんを待つばかり。どんなかわいい赤ちゃんが生まれてくるのか楽しみです。

続きを読む

アメリカって、学歴社会?→アメリカで成功するって?

Cry

去年の11月に書いた記事にコメントをくださった方たちがいらっしゃいます。この記事。



アメリカって、学歴社会?



で、以前からお付き合いいただいているコロラド在住(今はワシントンDCかな)マサルさん(アメリカに移住したある日本人の成功記録)が、彼の経験から出る、すばらしいコメントをくださいました。



感動しました(涙...)ので、彼の許可なしに、記事として投稿させていただきます。



マサルさん、著作権、ないでしょ?


————–<ここから>—————–


Masaさん、こんにちは!約束どおり戻ってまいりました。



それと、トムさん、はじめまして。学歴コンプレックスの話興味深いです。



僕は日本の大学に行ったことはないですが(受験失敗のため(汗))、アメリカの大学・大学院を卒業して、アメリカで成功した日本人の一人として、アメリカ情報をブログで提供している者です。



僕は高校卒業後アメリカンスクールへ2年ほど行っていたのですが、そのときの高校の教師たちは猛反対して、”浪人してでも日本の大学へ行け!”と言っていました。今になってみると、僕はアメリカの大学へ進んで、人生で多分1番か2番目に大事な決断をして、よい方向に向かったと思っています。高校の時の先生を見返した感じです。



もうアメリカにすんで14年以上になりますが、仕事に困ったことはありません。アメリカはあきらめなければ成功できる国です。僕自身がその証明になっていると思います。



僕も日本人から見れば、日本の大学に行けなかった学歴上の敗者ですが、仕事と英語の面から見れば、勝者と言っても過言ではないと思っています。



これからもあきらめずに海外へ行く夢をもち続けてください。逃亡というと変にNegativeに聞こえますが、良く言うと海外で成功するチャンスです。



僕はいつも”The cup is always half full, or half empty.”の気持ちでがんばっています。Negativeな気持ちを180度ひっくり返して、よい方向で考えることが大事です。



がんばってくださいね!


————–<ここまで>—————–


すばらしいコメントをいただきました。



実は、彼が苦労している話は、ここで始めて聞きました。でも、成功している彼を見ると、彼の成功は、失敗から来ていると言うことが分かります。



今さらお説教かい?と感じる方もいらっしゃるでしょうが...。



失敗があるから成功出来ると思うんですね。もちろん、失敗しない人は成功しないと言うことは言いません。そう言う人たちもたくさんいらっしゃるでしょうから。



でも、失敗することによって、次の一歩が大きく踏み出せると思っています。



私事で恐縮ですが、私も一度、大きな失敗(?)を経験しています。



1年間のプー太郎生活。



大学出て、会社に入って、誰から見ても順風満帆の人生を送っていた私が、プー太郎。



それも、家族も子供もいるのに(おいおい、そんなこと暴露しちゃっていいのかよぉ~(汗))。



なぜ、プー太郎になってしまったのか。



アメリカに来て働きたかったから。



マサルさんと何か共通点があるような気がしますが、気のせい?



話し始めると長くなりますから、手短に言いますが...



アメリカで働くために、アメリカ企業で面接を受け、内定をもらったので、日本の会社を退社した。その3ヵ月後、労働ビザが出たので、喜んでアメリカ行きの準備。出発の2週間前に、内定をもらった会社から、内定取り消しのメール。



目の前真っ暗。



会社、辞めちゃったし。どうすんだよぉ~。



数日は寝込むほど落ち込みました。



でも、アメリカで働きたいと言う気持ちは、変わりません。



とにかく動くしかない。出来ることをやるしかない。家族を路頭に迷わすわけにはいかない。



そんな気持ちで、とにかく職探し。もちろんアメリカ。



内定取り消しから、半年後、神様が見捨てなかったのか、運良くサンディエゴの会社が私を引き取ってくれることになりました。



それから9年。どうにかこうにか家族もアメリカで養ってこれました。



この10年で学んだこと。



「不可能なことはない。くよくよ考えて何もしないよりも、とにかく動き始めて、動きながら考えて自分の合った道を走り続ける。」






あ~あ、暴露してしまった...。

続きを読む