おいおい、ブッシュさん、大丈夫?

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何かと話題に事欠かないアメリカのブッシュ大統領ですが、またまた、か
ましてくれました。



「ホットライン番号を言い間違え=ブッシュ大統領」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20071207-00000044-jij-int



任期終了前にどたばたですか、また。



間違えられた先は、えらい騒ぎになったみたいですね。まぁ、一国の大統
領の発言で、世界がガガっと動くわけですから、この程度の騒ぎは無視で
きるほど小さいのでしょうけどね。



何か、情けない...。



でも、逆に考えると、たかが電話番号間違えたくらいで、えらい騒ぎになる
ってのは、やっぱり影響力があるってことでしょうか。



ま、あまり深く考えないことにします。


おまけです!


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アメリカ流履歴書-採用者に感動を与える

まず最初に質問ですが、誰にこのレジュメを書くのでしょう?



当然、あなたの意中とする企業ですよね。



その企業があなたを採用するかしないかを決めると言うことは、あなたが
そのポジションにふさわしい人間であることを保証する全権限を、その会
社が持っていると言うことです。あなたが企業のために良い仕事をしてくれ
るかどうかが、会社にとっては重要です。だから、レジュメが必要になるん
ですよね?



逆に、あなたにとっては、自分がそのポジションにふさわしい候補者なの
かどうかが気になりますね。その企業が何を考えているか気になります。
ね?自分がその職務にふさわしい候補者になるために、どんな資質、性
格、スキルを持った人を企業が必要としているのかを知りたいです。



そのポジションに合いそうな候補者になりたいわけではなくて、そのポジ
ションに「ベスト」な候補者になりたいのです。ですよね?



ではぼちぼち書き始めましょうか。



まずはペンと紙を用意してください。...と言うのは昔の話。パソコンの
メモ帳でも使いましょうか。



で、あなたの狙っている企業が探している理想的な採用候補者が誰な
のかを明確に書いてみてください。普通は、企業の求人広告に
Job Description(「職務内容説明」かな?)として、いろいろと上げられ
ていますから、それをヒントにすれば、何か書けますね。



で、項目ごとに、自分のスキルや経験、あなたが持っているユニークな特
質、才能、仕事に対する姿勢にいたるまで、どんどん書き込んでいきます。
重要なのは、あなたが探している職務に関して、あなた自身が最高の人
材であることを物語るように、一語一語吟味しながら書いていきます。



えーっと、言うまでもありませんが、もちろん、英語を使ってくださいね。



やりにくい場合は、最初は日本語で書いていって、後で、英語に直しても
良いかもしれません。



後で、いくつかサンプルをご紹介しようと思っていますので、今のところは、
それほど心配しなくても大丈夫。



もし、あなたにとって、その求人市場が初めての場合には(多分そう言うこ
とはないと思いますが)、創作力を活かして、自分の生い立ちとか、あなた
のユニークな経験や資質を説明することも良いと思います。もちろん、その
企業が必要としているポジションに絡めてくださいね。



箇条書きで大丈夫です。とにかくどんどん書いていくことが大切。頭に浮か
んだことを即座に文字にするようにすれば、考えあぐねて、結局何も書けな
かった、なんてことにはなりませんから。で、後で、この箇条書きの項目を
文にしていきます。この「メモ書き」は後々、いろいろなところで役に立ちま
すから、捨てないように。



この続きは、また次回。

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アメリカ流履歴書-レジュメ上のキーポイント

普通、採用者は、何百ものレジュメを見なければなりません。



これ、すごく面倒臭いことなんですね。早く採用したい。でも、レジュメを見
るのに時間がかかる。しょうーもないレジュメもたくさんある。でも、見ない
と、良い候補者を見落とす可能性がある。だから、一応、すべてに目を通
さなきゃならない。



ジレンマとの戦いです。



採用者は、人事から送られてくるたくさんのレジュメのすべてに目を通し
ているんですね。少なくとも私の会社ではそうです。人事で蹴られる場
合もありますけど。



少しずれますが、じゃぁ、人事はどうやってレジュメを選り分けているか。
うちの場合だと「携帯電話設計」と言う言葉がレジュメの中にあれば、
必ずピックアップされます。ここで、選ばれることは、それほど難しいこ
とではありません。



で、レジュメにザーっと目を通している採用者は、その中に、何かしら
光るもの、目立つものがあると「あれ?なんじゃこりゃ?」ってな感じで、
もう少し真面目に見ようとするんです。



あなたのレジュメは、最初の数秒で採用者を印象付けなければ、その後
で、彼の目に留まることは絶対にありません。世の中は厳しい...。



私もやりますが、時間がない時は、今勤めている会社で担当している
職務が、うちのポジションに当てはまるかどうかを見ます。で、当てはま
らない場合は、その後は見ずに次に移る。



あるいは、これは後でお話することなのですが、レジュメの冒頭には、必ず
“objective”なるものを書くんですね。自分が就きたい職務の定義みたい
なもの。



で、私の場合、ここは必ず見るんです。しっかりと目標を持っているかとか、
目標がきっちり具体化されているかとか。だらだら書いてあるのも問題が
あるんですけどね。



多分、ほとんどの採用者は、レジュメの最初の方に光るものがあることを
期待しているんです。後ろの方、特に、2ページ目、3ページ目は、よほど
のことがない限り見ないですね。私だけかもしれませんが...。 続きを読む

アメリカ人を管理する

管理=マネージメント。



アメリカにも日本と同じように職位と言うのがあります。会社によって呼び
方が違いますので、一概に「こうだ」とは言えません。



スーパーバイザー:
これは、今の会社に入って、始めてみた職位です。日本で言う係長クラ
スだと思います。



マネージャ:
普通、管理職はここから始まります。課長級ですね。



シニアマネージャ:
課長の一つ上。次長でしょうか。あるいは、部長補佐?



ディレクター:
部長...だと思います。



シニアディレクター:
部長の少し上。



バイスプレジデント:
日本語に訳すと「副社長」ですが、アメリカではそれほどのレベルではあ
りません。大きな会社ですと、部長の少し上くらいです。多分、自社株を
どうのこうの出来るようなレベルではありません。



シニアバイスプレジデント:
社長と部長の間くらい。



CEO、COO etc.



大体こんなもんでしょう。



ちょっと余談が長くなりました。



さて、アメリカ人を管理するって、どう言うことか。



日本人を管理するのとは訳が違います。日本人がアメリカ人を管理する場
合は特に気をつけた方が良いでしょう。



幸か不幸か、私は、今までいた会社で、マネージャを1年半、ディレク
ターを3年半ほど経験しました。



正直な感想。「めちゃ辛い」。



何が辛いか。日本人的発想で管理することは全く無理。ナンセンス。



課長さんや部長さんのように「おい、ちょっと。これ、まずいんじゃない
の?今日中にやってよ。明日の朝、客先に出すから。」とか、「お前なぁ、
何年会社員やってんだよ。顔洗って出直して来い!」なんてことを言おう
ものなら、



「あっそ。じゃぁ。」



って、その1時間後には退職届をもらうはめに。



まぁ、少し大げさな例ですけどね。



日本の場合には、一人一人にグループ意識があり、そのグループをある
方向に導くのが管理職の役目ですね。それによって一人一人の個性が
抑えられる場合がかなりあります。



アメリカの場合は、少し違っていて、個性の塊のような人間を、一方向に
向かせて、能力を最大限に発揮させるのが、管理職の役目、と言うこと
が出来ると思います。



専門職ですから、一人一人は、ものすごく高い能力を持っているんです
ね。彼らは、与えられた課題については、彼らの能力を十二分に発揮す
るんです。



でも、彼らから出てくるアウトプットは単独なんです。非常にレベルの高い
アウトプットなのですが、単独なんです。



個々から出てくる非常にレベルの高いアウトプットを一つにまとめて、成
果につなげるのが管理職の仕事なんです、と私は思っています。



そのためには、目標設定、スケジュール管理、結果のレビューなどいろ
いろな仕事があります。



週一でグループミーティングを開いて、課題、進捗などを確認し、目標か
ら逸脱しているような人間はいないか、スケジュールを無視してチンタラ
やっているようなものがいないかを確認しなければなりません。



そして、一人一人、この一週間のアクションアイテムを決める。そして、
目標の確認。



マネージメントで最も大切なのは(と私が思っているのは)、部下、上司
が納得した上で、動くと言うことです。個性の塊は、納得しないと動きま
せん。たとえ動いたとしても、そこから期待していた結果は出てきませ
ん。



では、どうやって相手に自分のやり方を納得させるか。



いろいろな方法があると思いますが、これは必ず効果があると思うの
は、



Let’s do xxx.

Why don’t we xxx?

「じゃぁ、こうしましょう。XXX。」



日本式に、「はい、君、これいついつまでにやってね」「お前、これ簡単だ
から、今日の夕方までね」と言うようでは、うまくいかないかもしれません。



これを例えば、「君、これこれについて、助けが欲しいんだ。簡単に出来る
と思うんだけど。明日までに出来るかな?」とか、「これこれを明日までに
やるには、君がやっていたあの方法がいいと思うんだけど」とか、あるい
は、「XXが〇〇までに欲しいと言う依頼があったんだけど、それに間に
合わせるために、作戦を考えて欲しいんだけど」。



ちょっとごまをすってるように聞こえますかね。



大切なのは、なぜ、その人にお願いしているのかを、明確にする必要が
あること。ただ、「これやって」と言うだけでは納得しません。「あんたが
必要なので、いっしょに考えてくれないか」と言うのが良いと思います。



まぁ、日本でも同じだと思いますけどね。



あと、感情的にならないこと。怒鳴ったら終わりです。苦労して作り上げ
てきたものが、すべて消えます。その会社にいることも出来なくなるかも
しれません。



まだまだ、いろいろとありますが、また、次の機会にお話しようと思いま
す。
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アメリカ流履歴書-レジュメの目的

言うまでもありませんが、レジュメは、あなたについてのすべてのことを伝
える重要なツールなんですね。正しく作れば、インタビューで勝利をゲット
出来るのです。



レジュメというのは、あなたの職務歴を、働きたい企業に伝えるために書
くのではありません。あなたが、新しいポジションを勝ち取るために必要
な、クレデンシャル(信用)を持っていることを、声高に、明確に伝えるた
めに書くものなのです。



あなたのレジュメは、採用者の目を強烈に惹かなければならなりません。
読み手はレジュメを手にとって、上から下までザーっと読みますので、そ
の間に、読み手の興味を刺激する必要があります。十分な刺激があれ
ば、あなたはインタビューの機会を勝ち取ることになります。



では、レジュメには何が必要でしょうか?以下が一般的なものです。


・ あなたのコンタクト情報-名前、住所、電話番号、メールアドレス、ウェブサイトアドレス(あれば)


・ 目標とする仕事の定義


・ 職務歴


・ 学歴


・ リファレンス: 参考資料ではありません(笑)。あなたの職務歴を証明
          出来る人の連絡先を書きます。ですが、普通は、
           ”Available upon Request(依頼があれば提出可能)”
          と書きます。


レジュメは、きれいな紙の上に書きます。間違っても、黄ばんだ紙とか、わ
ら半紙(今あるのかなぁ)とかにプリントしないでください。

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