日本人の体内時計は「腹時計」?

みなさん、こんにちは。Masaです。

 

日本にいると、食事の時間ってだいたい決まっていますよね。朝7時ごろに朝食を食べて、10時にちょっとお茶をして。12時になればお昼ご飯、3時はおやつの時間。そして夕飯は5時半から6時半くらいに家族で囲む。 こういう規則正しいリズムの生活、すごくホッとしますよね。言ってみれば、日本人のお腹の中には精密な「食事タイマー」が組み込まれているんじゃないかと思うくらいです。

 

でも、ここアメリカに住んで30年、いまだにアメリカ人の「食事の時間」には驚かされることが多いんですよ。

 

アメリカのオフィスワーカーを見ていると、日本のように「はい、12時になったからみんなでランチに行きましょう!」という空気はあまりありません。もちろん12時にお昼を食べる人もいますが、デスクでサンドイッチをかじりながら仕事をしている人もいれば、午後の変な時間にピザを食べている人もいます。

 

そして何より違うのが「スナック(おやつ)」の概念です。 日本の3時のおやつのように「甘いものを食べて一息つく時間」ではなく、アメリカでは「小腹が空いたら、常に何かしら口に入れる」という人が多いんですよ。これを最近のアメリカでは「Grazing(グレイジング:牧草地で牛が一日中草をはむような食べ方)」と呼んだりします。

例えるなら、日本人がおにぎりを1個ちゃんと食べるのに対して、アメリカ人は「おにぎりの具の鮭」だけを朝食べ、「海苔」を昼前にかじり、「ご飯」を夕方に食べる、みたいに、1日のカロリーを細かく分割してずっと食べているイメージじゃないですかね。

 

そんなアメリカ人の「常になにか食べている」食習慣ですが、ここ最近、近所のスーパーの棚を見ているとちょっとした異変を感じるんですよね。

 

実は2026年現在、アメリカでは「GLP-1」と呼ばれる減量薬(オゼンピックとか)が大ブームになっています。これを使うと食欲が落ちて、一度にたくさん食べられなくなるらしいんです。

 

その結果どうなったか? 巨大なピザをごっそり食べる人が減り、代わりに「小さくて栄養価の高いもの」が飛ぶように売れるようになったようです。タンパク質がぎっしり詰まった小さなプロテインバーや、一口サイズの食物繊維たっぷりのお菓子がスーパーの主役に躍り出ているんですよ。 つまり、「ドカ食い」から「ヘルシーで小さなおやつを1日中つまむ(Grazing)」スタイルへ、国全体の食習慣が強制的にシフトしつつあるみたいなんですね。これはスナック菓子メーカーにとっては死活問題ですよね。笑

 

じゃあ、そんなバラバラの食生活で、夕飯はどうなっているのか? 意外なのが、アメリカ人の夕飯のピーク時間は「午後6時過ぎ」だと言われています。日本とそんなに変わらないですよね。近所のレストランも、夕方5時にはディナー営業を張り切ってスタートさせています。

 

ただ、日本と違うのは「何を食べるか」と「誰と食べるか」のバリエーションの多さです。 最近は「健康志向」も相まって、夜は家でしっかり野菜やタンパク質を作って食べるという人も増えたみたいなんですが、それでも昼間に「グレイジング」でお腹がいっぱいになってしまい、夜はクラッカーとチーズだけで済ます、なんて人も珍しくないようです。

 

結局のところ、アメリカは個人主義の国。「みんなが食べるから食べる」んじゃなくて、「自分がお腹が空いた時に、食べたいものを食べる」という超合理的なスタイルが基本なんでしょうね。

 

日本のような規則正しい食生活も素晴らしいと思いますし、自分のリズムで自由に食べるアメリカンスタイルも悪くないと思うんですよね。 もしアメリカに移住してきたり、出張で来たりしたときに「ランチの時間が周りと合わないな」と焦る必要は全くないんですよ。お腹が空いたら食べればいいし、空いていなければ食べなくていい。 「自分のペースで生きる」のが、アメリカ生活を楽しむ最大のコツです。

 

それでは、また。Masaでした! 

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