今日、約1ヶ月ぶりに私の師匠のドン・ボイヤーに会ってきました。
いつものように彼が経営するスパに行くと、奥さんのメリンダにオフィスに案内されました。いつもなら、彼が出迎えてくれるのに、今日は、「ハイ、マサ!ドンはオフィスにいるから。そう、そこ。」と。
オフィスに入ると、
「おー、マサ、良く来てくれたね。まぁ、座って座って。」
ドンの顔色は、1月前に病院を訪ねたときのようなどす黒い色ではなく、血色が良いのか若干赤みがかって見えました。
「顔色が良いですね。良くなって良かったですよ、ほんと。」
「いや、一時はどうなることかと思ったよ。正直、怖かった。」
「私も正直どうなってしまうんだろうと思ってましたよ。考えたくもないようなことが浮かんできたり。」
「死ぬってこと?」
「『死ぬ』なんてことば、使いたくないんですけどね。一瞬ですけど、私の心の中に現れましたね。『ドンが死んだらどうなっちゃうんだろう』って。」
「自分は『死ぬ』ことはまったく考えてなかったよ。確かに怖かったけどね。それよりも、手術が終わった後、入院しているときに、いつも、『退院したら、これをして、あれをやって...』なんてことばかり考えてたよ。」
「なるほど。元気なときをイメージするわけですね。」
「そう、何をするにも『イマジネーション』が大切なんだ。それも、事前にね。今起こっているときにそれをイメージしても遅いんだ。起こる前に、いろいろなことを予測してイメージする。わかる?」
「ええ」
「そのポジティブな考え方が、自分の心と体に働いて、普通ならもっと時間がかかるところが、ドクターも驚くほどの回復力につながってるのかもしれないね。50過ぎのおじさんなのにな(笑)。」
「間近にいるあなたが証明してくれましたよ、信じれば死ぬような病気でも治ってしまうってこと。」
「マサ、面白い話、しようか。世の中のすべてのものって、誰かの『イマジネーション』からできているってこと。」
「ああ、何をおっしゃりたいのかわかるような気がします。」
「(消しゴムを手に取り)これだって、誰かがイメージして出来上がったものだ。ウィンドウズだって、ビルゲイツのイマジネーションだし、Macだってスティーブジョブズのイマジネーションの生成物だ。」
「つまり、ああしたい、こうなりたいとイマジネーションを働かせることによって、なりたい人間になったり、欲しいものを手に入れたりするってことですね。」
「そう、それも強烈にイメージすることが大切なんだ。たとえば彼女に手料理を振舞う。最高に美味しい料理だ。においまでイメージできるはずだ。で、それをうれしそうに食べる彼女の顔、会話、すべてをイメージする。そして...料理にとりかかる。」
「スポーツ選手なんかはよくイメージトレーニングしますね。自分がゴールのテープを切る姿を、レース前に思い浮かべるとか。」
「そう、それとまったく同じ。ビジネスに対してもイマジネーションは大切だ。ドナルドトランプは借金地獄の中でも、借金の返済についてではなく、常に投資のことを考えていたそうだよ。」
お決まりのレストランでパンケーキのブランチをしながら、話は続きます。
投稿者: Masa
師匠 復活!
親知らず
どうでも良いようなことなのですが...。
今日、うちの娘が親知らずを抜きました。
1度に4本とも。
われわれ日本人には考えられない...かもしれません。
1度に4本!
アメリカではこれが普通なようです。日本では、1本ずつ数週間を置いて順番に抜いていきますよね?少なくとも私が若いころはそうだった...。
抜くときはもちろん全身麻酔。痛みを嫌うアメリカ人向けですので、かなり大げさですな。私はアメリカで全身麻酔の経験がまったくありません。家族のほかの3人は経験しています。話によれば、注射を1本打たれて、口に酸素マスクのようなものをかぶせられたとたんに、意識がなくなるとのこと。で、次に目が覚めたときには、すべてが終わっているらしい...。夢もみなかったとのこと。ちょっと興味があったりします(笑)。
全身麻酔ですから、後々のことを考えて、抜く前に、「麻酔から覚めなくても、当歯科医院には何の責任もありません」のような誓約書にサインをさせられます。
幸い、麻酔から覚めてくれたようでほっとしています。
ま、全身麻酔をしなけらばならないようなことには会いたくないですな。
メモリアルデーウィークエンド

明日から3連休。「メモリアルデーウィークエンド」です。
ご存知だと思いますが、ウィキペディアによると、メモリアルデーを日本語にすると、「戦没将兵追悼記念日」...だそうです。どんな日かと言うと、
「米国の連邦政府の定めた祝日で、5月の最終月曜日である。戦没将兵記念日、戦没者追悼記念日などとも呼ばれる。かつてはデコレーション・デー(Decoration Day)として知られていた。この祝日は、兵役中に亡くなった米国の男女を追悼する日である。最初は南北戦争で亡くなった北軍兵士を称えるために始められた。第一次世界大戦の後、あらゆる戦争、軍事行動で亡くなった米国の兵士を含むように拡大された。」
われわれ一般市民にとっては、戦没者を追悼することも大切なのでしょうが、ふつーは、「祭日で連休になるなのでうれしい」日程度です(関係者の方々、すみません...)。
会社に目を向けてみると、今日、金曜日から休みを取っている人がかなり多い。しかも...来週1週間、丸々休みを取っている人が多い。
アメリカでは、まとまった休みは、クリスマス休暇くらいなものですから、皆さんそれぞれ、こう言う「祭日」に有給休暇をくっつけて、長期連休を取る方が多いんです。
私はってぇと、特に旅行に行く予定もなく...、家族との団欒...ってわけでもなく...。このところのレギュラーワーク(本業)の忙しさでたまっている副業を一気に片付けるチャンス。
さて、計画、立てなきゃな...。
うちのグループにもようやくオープニングが...、ホッ...
久しぶりの会社ネタ(笑)。
ここ数年、不景気のあおりを受け、うちの会社、とくに、うちのグループでは、人を雇うことが全く出来ませんでした。
仕事が少ない ⇒ 人を雇うことが出来ない
と言うわけではなく、
お金を節約 ⇒ 人を雇わない
ってことです。
仕事量は変わらずかなり急がしい ⇒ 人は雇えない ⇒ 1人当たりの仕事量が増える
なので、機会があるたびに、「人が欲しい!」とアッパーマネジメントの連中に打ち上げていました。
でも、返ってくる答えはいつも同じ。
「気持ちはわかるんだけどねぇ。会社が許してくれないんだなぁ。」
ところが...
最近、この不景気と言うのに、うちのグループの売り上げがドーンと上がり、今後も上がり続けそうなので、ようやく、アッパーマネジメント連中が、
「んなら、雇ってみる?」
ようやく1人、エンジニアのポジションがオープンしました。
「Masa、ようやくだなぁ。これで少しは楽になるかもな。」
と私の同僚。
「いや、1人入っても、またすぐにオーバーフローしちゃうんじゃない?ま、ないよりはずっとましだけどね。」
などと会話。
ボスから、
「知り合いに良いエンジニアがいたら、紹介してくれ。」
と連絡あり。
ここでアメリカならではの面白い制度がありまして。この制度を採用している会社は他にもたくさんあると思います。
どんな制度?
「紹介した人がめでたく採用された暁には、あなたに金一封を差し上げます!」
ちょっと美味しいと思いません?
「金一封の額は採用された人の職位によって変わります」
つまり、採用された人がジュニアレベルなら500ドル、シニアレベルなら1500ドル、もっと上なら3000ドルとか。
私は、過去、2人、エンジニアを紹介して採用してもらいましたので、お小遣いもしっかりといただきました。
美味しいでしょ?
ちなみにこの制度、うちの会社では、”Employee Referral Program”と読んでいます。
私は、今回はパス。紹介できるような人がいないので...。
来週からインタビュー(面接)が始まります。どんな人と会えるのか、少し楽しみ。