私が日本で働いていたときは、年始に初出勤した際には、
1.社長からの新年の挨拶
2.労働組合員長からの挨拶
の全社放送が流されました。確かライブ音声だったと思い。
そして、それが終わると、今度は、去年お世話になった部署、今年お世話になる部署に数人でゾロゾロと出かけて行き、新年のご挨拶をして歩きます。
で、一連の「仕事始め」行事が終わった後、実際に仕事を始めるのは10時ごろから。人によっては昼まで挨拶回りをしていました。
さて、では、アメリカ企業での仕事始めは?
普段とほとんど変わりません。
いつもと違うことと言えば、CEOからの一斉送信メール。これが全社放送に当たりますね。
今年のCEOからのメールはいつになく厳しい内容。ま、不景気ですから仕方がないですね。メールのタイトルも「Belt Tightening」。要するにしっかりとふんどしを締めて、この厳しい状況を乗り切りましょうって感じの内容です。
あと、違うことと言えば、人と顔をあわせたら、
Happy New Year!
と言うこと。
別に言わなければならないと言うわけではありません。言わない人ももちろんたくさんいます。
で、あけましておめでとう!と言った後に九分九厘必ず来る決まり文句は、
How’s your holiday/vacation?
つまり、休みはどうだったと聞いてみる。
Well… nothing happened as usual. Just relax…
とか、
Yeah, I went to my home town in NJ to meet my relatives. It’s dead cold there and almost dead…
とか、自分のしたことをお互いに報告しあいます。
思うに、アメリカ人とうまくコミュニケーションをするためには、常に何かアイデアを持っておくってことなんでしょうね。勤めて、こう聞かれたら、ああ答えようなんて常に考えている必要はありませんが、「別に何も…」では、コミュニケーションがそれで終わってしまいますよね。
今日から仕事。すでに電話会議が2つあります。1つは終わらせましたが、もう1つはこれから。早くエンジンの回転数を安定させて、スムーズに走り出さなくては。
がんばりましょう!
カテゴリー: アメリカ企業
アメリカ企業で仕事始め
J1ビザを使ってアメリカで生活
さて、チャージャーズの興奮も収まったところで...
今年は、自分の勉強の意味でも、ビザについてももう少し突っ込んだ話ができるようにしたいと思います。ビザなしではアメリカ企業に就職することもできません。ものごと、きっちりと順を追って話さないと信用していただけないですからね(苦笑)。
さてさて、まずは、J1ビザについてお話しようと思います。
詳しくは後でゆっくりとお話しますが、私の周りにもこのJビザを使って働いている人が何人かいます。
そのうちの一人は、奥さんがサンディエゴのラホヤ(La Jolla)にあるバイオ系の研究機関で働いていて、J1ビザを持っています。私の知り合いは、その旦那の方で、J2ビザでアメリカ企業で働いています。
また、J1ビザを取得して、インターンとして日系自動車販売店で働いている若者がいます。その自動車販売店のオーナーと知り合いなのですが、数ヶ月前にお邪魔した際、その若者がいたので、「あれ?人雇ったの?」とオーナーに聞くと、「日本からインターンとして働いてもらってる」とのこと。あんな自動車販売店でもインターンを雇うことができることを初めて知りました。
では、もう少しJ1について詳しく見てみましょうか。私も素人ですから、頭っから信用せず(笑)、ヤフーやグーグルで「J1ビザ」を検索していろいろなウェブサイトの情報を読み漁ってくださいね。疑問を持った瞬間に調べたことは確実に頭に残るはずです。残らない人はノートにメモ、メモ(笑)。
Jビザは、一般的には、交換留学生や研究者を対象として発給されます。
例えば、高校とか大学の交換留学とか、あるいは、大学で働く助手や助教授、教授の長期出張や研修などもこれに含まれます。
さらに...(ここ赤線ね)...インターンシップにもJビザが発行されるんです。正直、私はつい最近までこの事実を知りませんでした。情けな...。
通常、Jビザの有効期限は1年から2年、延長して最長3年なのですが、インターンシップの場合は、最長で18ヶ月とのこと。半分程度になってしまいますね(涙)。
で、私の知り合いのように、奥さんがJ1ビザを持っている場合は、その家族はJ2ビザを持つことができて、許可をもらえば、アメリカ企業で働くことができます。ここんところが、Hビザと違うところですね。H1ビザの配偶者や家族は、H4ビザを持つことになるのですが、H4ビザでは働くことはできません。
さて、J1ビザでインターンシップができる職種としては、
アメリカで生活したい...
このブログを訪問してくださっている方たちの多くは、今日本で生活していらっしゃいます。
コメントをくださる方、直接メッセージをくださる方の中には、「何とかしてアメリカで生活したい」と考えていらっしゃる方がかなりいらっしゃいます。
アメリカで生活したい
なぜ、そう思われるのでしょうか。いろいろと理由がありますね。
私の場合は、
・英語を使って格好よく仕事したい
・アメリカの大自然を満喫したい
・映画に出てくるような有名な場所にいきたい
など
結構いい加減でした。
メッセージをくださる方の中には、
・人種のるつぼと言われるアメリカで生活をして、自分を再発見したい
・英語力を活かして国際社会で通用するようなビジネスマンになるために自分を磨きたい
と、格好いいんですね。私と比べ物にならない...。
アメリカで生活するにはどんな方法があるでしょう。
1.留学
語学留学、高校、大学に留学などがありますね。「学生」としてアメリカで生活するってことです。それなりのお金が必要になります。
2.観光
観光と言うと「生活」にはならないように聞こえますが、一応アメリカにはビザなしで3ヶ月は滞在できるわけですから、3ヶ月「生活」できます。これも大金が必要です。
3.就職
やはりこれを目標にされている方が一番多いでしょう。方法はいくつかありそうです。今はワーキングビザの発給基準がかなり厳しくなっていますので、それほど簡単ではないでしょう。でも、不可能ではありません。
1).OPTとして1年間働く
2).アメリカ企業にスポンサーになってもらってビザをゲットして働く
3).日本の外資系企業に入社してアメリカ行きのチャンスを待つ
4).アメリカ法人のある日本企業に入社してアメリカ行きのチャンスを待つ
5).日本進出を狙うアメリカ企業の日本支社の代表になる
6).日本企業のアメリカ法人に雇ってもらう。これは2)と同じかな。
私の独断と偏見から考えて、不況の今のお勧めは、3)、4)、5)くらいでしょうか。
私の場合は4)でした。関係ないか...。
5)も結構チャンスはあると思います。不況の世の中ですが、日本に進出したいアメリカ企業はかなりあります。
1つ例を挙げてみましょうか。
私の友人のいる会社なのですが、規模としては中小企業と言える程度の従業員数、売り上げです。最近ではヨーロッパの競合会社を買収するなど、かなり大胆な行動をしながら事業規模を拡張しています。この不況のおり...。
その会社、今、日本の大手企業(超大企業)とビジネスをしています。全部で3社、名前を聞けば、「そんなでかい会社とビジネスしてるの...」と思うほど。
その会社がTechnical Account Managerを探しているんですね。実は、私にも声がかかったんですけどね。
何をするかと言うと、日本のお客さんとその会社の間に入って、技術サポートをします。
現在は、その会社の日本支社はなくて、その会社の商社の人間がお客さんをサポートしているらしいんですね。でも、技術的なサポートがあまりできていないらしいとのことで、正社員として日本人、あるいは日本語を流暢に話せる人間を探していると言うわけです。
ポイントは、「日本に住んでいること」。毎日のようにお客さんに御用聞きのできる人が必要なんですね。
で、御用聞きの結果を常に報告する義務があります。毎日社内電話会議に参加する、本社で行われる営業ミーティングには必ず出席する、などなど。アメリカに来る機会もかなり多いはずです。
こんな会社に入社して、仕事を頑張って認められた暁には、アメリカ本社への転籍の道も開けるわけです。
私のごくごく親しい人間3人は、この方法で現在アメリカ企業で働いています。
アメリカ企業の休日数
先日、この記事「アメリカ企業で有休」で、アメリカ企業での一般的な有給休暇についてお話しましたが、今日は、「じゃぁ、アメリカ企業では年間何日くらい休日があるのか」についてお話してみましょうか。
アメリカ企業では、日本のように、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みなどのような長期休日はありません。
ちょっと、うちの会社の来年のカレンダーを見てみますか...。
1/1、2 - New Year’s Day
2/16 - President’s Day
2/25 - Memorial Day
7/3 - Independence Day
9/7 - Labor Day
11/26、27 - Thanksgiving Holidays
12/24、25 - Year End Holidays
全部で10日間の休日です。この休日数は会社によっても変わってきます。お役所関係はこの日数よりも多いはずです。この日数よりも少ない会社もあります。
日本の場合は15日?16日くらいですか?企業の場合には、この他にもお盆休みとかありますね。
アメリカの場合には、先日もブログに書きましたが、長期休暇を取りたい人たちは、上の休日に自分の有給休暇をくっつけて、1週間とか2週間とか、長い人は1ヶ月ほどの休みを取ります。
うちの会社はヨーロッパ(ケンブリッジとか、コペンハーゲンとか)にもあるのですが、ヨーロッパはヨーロッパで独自の休日システムを使っています。あそこは休みが長い。3週間とか会社の休みがありますからね。少しうらやましいかも...。
さて、冬休みもあと1週間と少し。有意義に過ごさなくては。
アメリカ企業の従業員食堂
従業員数そこそこの企業はどこも従業員食堂と言うのがあるようです。
うちの会社の場合...どうだろう...それほど利用している従業員は多くないかもしれませんね。
日本の会社の社員食堂のように、お洒落でも何でもないテーブルと椅子が並んでいるだけ。結構殺風景です。どこかの大企業のように、ビルの屋上にカフェテリアがあって、景色を見ながら食事を楽しむと言った雰囲気ではありません。
贅沢...かなと思うのは、60インチ以上もあるLCDテレビが壁に埋め込まれていることくらい。ま、うちの会社の製品を使っているでしょうから、かなりのディスカウント価格で買えたのでしょうけど。いや、もしかしたらただかも。
メニューは...どうでしょう...4種類程度かな。肉料理、魚料理、中華とか。あとは、サンドイッチとか、サラダとか、果物とかパックに入ったものが売られています。食後のデザートのクッキーとかショートケーキなんかも販売されています。
お寿司もたまにありますが、「FAKE」。でも、アメリカ人にとっては立派な「お寿司」。
シリコンバレー文化を受け継ぎ、飲み物はすべてタダ。と言っても、缶ジュースにコーヒー、フルーツジュースくらいですが。セルフサービスです。
味は...社員食堂並み。おなかに入れば皆同じ。贅沢言わなきゃこれで十分...と言う感じかな。
お値段はと言うと、3ドルから4ドル50セントくらい。外で食べれば、10ドルはいきますから、食堂で食べればかなり食事代を節約することができます。また、午後6時を過ぎれば、全て半額になります。
面白いのは食堂の開店時間。
朝は8時から10時半まで、昼は11時半から2時半まで、夜は4時半から8時まで。
日本だと、3交代くらいで、12時から1時15分の間に何百人と押し込みますよね。夜は6時くらいかな。
アメリカでは、工場で働くブルーカラーの場合はかなり厳しく時間管理されていますから、日本の場合と同じように、昼食は何時から何時までと決められているようですが、オフィスで働くホワイトカラーは時間に関しては個人の裁量に任されています。
言い方を変えれば、「仕事でアウトプットさえきっちり出していれば、あとは勝手にやりなさい。いつ食事してもらってもOK。」ってことになります。ですから、「こいつ、カフェテリアで生活してるんじゃないか」と言うほど、従業員食堂に入り浸っている人間もいます。朝食、10時の休憩、昼食、3時の休憩、夕食...。お前仕事してんのかぁ?と言いたくなるような人もいます。
私の場合、毎日「ブラウンバッグ」で弁当持参ですから、従業員食堂に行くことはほとんどありません。
かぁちゃん、感謝してるよ!