さて、チャージャーズの興奮も収まったところで...
今年は、自分の勉強の意味でも、ビザについてももう少し突っ込んだ話ができるようにしたいと思います。ビザなしではアメリカ企業に就職することもできません。ものごと、きっちりと順を追って話さないと信用していただけないですからね(苦笑)。
さてさて、まずは、J1ビザについてお話しようと思います。
詳しくは後でゆっくりとお話しますが、私の周りにもこのJビザを使って働いている人が何人かいます。
そのうちの一人は、奥さんがサンディエゴのラホヤ(La Jolla)にあるバイオ系の研究機関で働いていて、J1ビザを持っています。私の知り合いは、その旦那の方で、J2ビザでアメリカ企業で働いています。
また、J1ビザを取得して、インターンとして日系自動車販売店で働いている若者がいます。その自動車販売店のオーナーと知り合いなのですが、数ヶ月前にお邪魔した際、その若者がいたので、「あれ?人雇ったの?」とオーナーに聞くと、「日本からインターンとして働いてもらってる」とのこと。あんな自動車販売店でもインターンを雇うことができることを初めて知りました。
では、もう少しJ1について詳しく見てみましょうか。私も素人ですから、頭っから信用せず(笑)、ヤフーやグーグルで「J1ビザ」を検索していろいろなウェブサイトの情報を読み漁ってくださいね。疑問を持った瞬間に調べたことは確実に頭に残るはずです。残らない人はノートにメモ、メモ(笑)。
Jビザは、一般的には、交換留学生や研究者を対象として発給されます。
例えば、高校とか大学の交換留学とか、あるいは、大学で働く助手や助教授、教授の長期出張や研修などもこれに含まれます。
さらに...(ここ赤線ね)...インターンシップにもJビザが発行されるんです。正直、私はつい最近までこの事実を知りませんでした。情けな...。
通常、Jビザの有効期限は1年から2年、延長して最長3年なのですが、インターンシップの場合は、最長で18ヶ月とのこと。半分程度になってしまいますね(涙)。
で、私の知り合いのように、奥さんがJ1ビザを持っている場合は、その家族はJ2ビザを持つことができて、許可をもらえば、アメリカ企業で働くことができます。ここんところが、Hビザと違うところですね。H1ビザの配偶者や家族は、H4ビザを持つことになるのですが、H4ビザでは働くことはできません。
さて、J1ビザでインターンシップができる職種としては、
カテゴリー: アメリカ企業
J1ビザを使ってアメリカで生活
アメリカで生活したい...
このブログを訪問してくださっている方たちの多くは、今日本で生活していらっしゃいます。
コメントをくださる方、直接メッセージをくださる方の中には、「何とかしてアメリカで生活したい」と考えていらっしゃる方がかなりいらっしゃいます。
アメリカで生活したい
なぜ、そう思われるのでしょうか。いろいろと理由がありますね。
私の場合は、
・英語を使って格好よく仕事したい
・アメリカの大自然を満喫したい
・映画に出てくるような有名な場所にいきたい
など
結構いい加減でした。
メッセージをくださる方の中には、
・人種のるつぼと言われるアメリカで生活をして、自分を再発見したい
・英語力を活かして国際社会で通用するようなビジネスマンになるために自分を磨きたい
と、格好いいんですね。私と比べ物にならない...。
アメリカで生活するにはどんな方法があるでしょう。
1.留学
語学留学、高校、大学に留学などがありますね。「学生」としてアメリカで生活するってことです。それなりのお金が必要になります。
2.観光
観光と言うと「生活」にはならないように聞こえますが、一応アメリカにはビザなしで3ヶ月は滞在できるわけですから、3ヶ月「生活」できます。これも大金が必要です。
3.就職
やはりこれを目標にされている方が一番多いでしょう。方法はいくつかありそうです。今はワーキングビザの発給基準がかなり厳しくなっていますので、それほど簡単ではないでしょう。でも、不可能ではありません。
1).OPTとして1年間働く
2).アメリカ企業にスポンサーになってもらってビザをゲットして働く
3).日本の外資系企業に入社してアメリカ行きのチャンスを待つ
4).アメリカ法人のある日本企業に入社してアメリカ行きのチャンスを待つ
5).日本進出を狙うアメリカ企業の日本支社の代表になる
6).日本企業のアメリカ法人に雇ってもらう。これは2)と同じかな。
私の独断と偏見から考えて、不況の今のお勧めは、3)、4)、5)くらいでしょうか。
私の場合は4)でした。関係ないか...。
5)も結構チャンスはあると思います。不況の世の中ですが、日本に進出したいアメリカ企業はかなりあります。
1つ例を挙げてみましょうか。
私の友人のいる会社なのですが、規模としては中小企業と言える程度の従業員数、売り上げです。最近ではヨーロッパの競合会社を買収するなど、かなり大胆な行動をしながら事業規模を拡張しています。この不況のおり...。
その会社、今、日本の大手企業(超大企業)とビジネスをしています。全部で3社、名前を聞けば、「そんなでかい会社とビジネスしてるの...」と思うほど。
その会社がTechnical Account Managerを探しているんですね。実は、私にも声がかかったんですけどね。
何をするかと言うと、日本のお客さんとその会社の間に入って、技術サポートをします。
現在は、その会社の日本支社はなくて、その会社の商社の人間がお客さんをサポートしているらしいんですね。でも、技術的なサポートがあまりできていないらしいとのことで、正社員として日本人、あるいは日本語を流暢に話せる人間を探していると言うわけです。
ポイントは、「日本に住んでいること」。毎日のようにお客さんに御用聞きのできる人が必要なんですね。
で、御用聞きの結果を常に報告する義務があります。毎日社内電話会議に参加する、本社で行われる営業ミーティングには必ず出席する、などなど。アメリカに来る機会もかなり多いはずです。
こんな会社に入社して、仕事を頑張って認められた暁には、アメリカ本社への転籍の道も開けるわけです。
私のごくごく親しい人間3人は、この方法で現在アメリカ企業で働いています。
アメリカ企業の休日数
先日、この記事「アメリカ企業で有休」で、アメリカ企業での一般的な有給休暇についてお話しましたが、今日は、「じゃぁ、アメリカ企業では年間何日くらい休日があるのか」についてお話してみましょうか。
アメリカ企業では、日本のように、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みなどのような長期休日はありません。
ちょっと、うちの会社の来年のカレンダーを見てみますか...。
1/1、2 - New Year’s Day
2/16 - President’s Day
2/25 - Memorial Day
7/3 - Independence Day
9/7 - Labor Day
11/26、27 - Thanksgiving Holidays
12/24、25 - Year End Holidays
全部で10日間の休日です。この休日数は会社によっても変わってきます。お役所関係はこの日数よりも多いはずです。この日数よりも少ない会社もあります。
日本の場合は15日?16日くらいですか?企業の場合には、この他にもお盆休みとかありますね。
アメリカの場合には、先日もブログに書きましたが、長期休暇を取りたい人たちは、上の休日に自分の有給休暇をくっつけて、1週間とか2週間とか、長い人は1ヶ月ほどの休みを取ります。
うちの会社はヨーロッパ(ケンブリッジとか、コペンハーゲンとか)にもあるのですが、ヨーロッパはヨーロッパで独自の休日システムを使っています。あそこは休みが長い。3週間とか会社の休みがありますからね。少しうらやましいかも...。
さて、冬休みもあと1週間と少し。有意義に過ごさなくては。
アメリカ企業の従業員食堂
従業員数そこそこの企業はどこも従業員食堂と言うのがあるようです。
うちの会社の場合...どうだろう...それほど利用している従業員は多くないかもしれませんね。
日本の会社の社員食堂のように、お洒落でも何でもないテーブルと椅子が並んでいるだけ。結構殺風景です。どこかの大企業のように、ビルの屋上にカフェテリアがあって、景色を見ながら食事を楽しむと言った雰囲気ではありません。
贅沢...かなと思うのは、60インチ以上もあるLCDテレビが壁に埋め込まれていることくらい。ま、うちの会社の製品を使っているでしょうから、かなりのディスカウント価格で買えたのでしょうけど。いや、もしかしたらただかも。
メニューは...どうでしょう...4種類程度かな。肉料理、魚料理、中華とか。あとは、サンドイッチとか、サラダとか、果物とかパックに入ったものが売られています。食後のデザートのクッキーとかショートケーキなんかも販売されています。
お寿司もたまにありますが、「FAKE」。でも、アメリカ人にとっては立派な「お寿司」。
シリコンバレー文化を受け継ぎ、飲み物はすべてタダ。と言っても、缶ジュースにコーヒー、フルーツジュースくらいですが。セルフサービスです。
味は...社員食堂並み。おなかに入れば皆同じ。贅沢言わなきゃこれで十分...と言う感じかな。
お値段はと言うと、3ドルから4ドル50セントくらい。外で食べれば、10ドルはいきますから、食堂で食べればかなり食事代を節約することができます。また、午後6時を過ぎれば、全て半額になります。
面白いのは食堂の開店時間。
朝は8時から10時半まで、昼は11時半から2時半まで、夜は4時半から8時まで。
日本だと、3交代くらいで、12時から1時15分の間に何百人と押し込みますよね。夜は6時くらいかな。
アメリカでは、工場で働くブルーカラーの場合はかなり厳しく時間管理されていますから、日本の場合と同じように、昼食は何時から何時までと決められているようですが、オフィスで働くホワイトカラーは時間に関しては個人の裁量に任されています。
言い方を変えれば、「仕事でアウトプットさえきっちり出していれば、あとは勝手にやりなさい。いつ食事してもらってもOK。」ってことになります。ですから、「こいつ、カフェテリアで生活してるんじゃないか」と言うほど、従業員食堂に入り浸っている人間もいます。朝食、10時の休憩、昼食、3時の休憩、夕食...。お前仕事してんのかぁ?と言いたくなるような人もいます。
私の場合、毎日「ブラウンバッグ」で弁当持参ですから、従業員食堂に行くことはほとんどありません。
かぁちゃん、感謝してるよ!
アメリカ企業で有休
今、クリスマス休暇と正月休暇に6日間の有給休暇をくっつけて、トータルで16日間の休みを取っています。半月も休みを取るのは久しぶり♪
アメリカ企業の有給休暇のシステムってどうなってるんでしょうね。今日はそんな話をしてみたいと思います。
今まで、15万人を越える従業員を持つ大企業から、数10人のベンチャー企業まで、いろいろな企業で働きましたが、有給休暇システムは大体同じでした。もちろん、他にも何万と言う企業がありますので、必ずしも「こうだ」とも言い切れません。また、ホワイトカラーとブルーカラーによっても違うと思いますし、職種によっても違うかもしれません。
ですから、これからお話しすることは、私が経験した有給休暇システムについてで、これとは違う場合もあると思います。その辺をご了承ください。
アメリカ企業で「有給休暇」と呼ばれるものには、簡単に言うと2種類あります。他にもあるかもしれませんが、大体この2つを有給休暇としています。
・Vacation
・Sick Leave
「Vacation」は日本で言う「有給休暇」になります。所属長に申し出て、自分の仕事の具合を見ながら、お休みをいただくと言うやつ。
アメリカでは有給休暇は時間制になっています。つまり、「日」単位ではなくて「時間」単位になります。少し分かりにくいかもしれませんね。
今働いている会社を例に取ると、入社時にもらえる有給休暇は3時間ほど。信じられます?たったの3時間!入社した翌日に体を壊したら、1日も休めないってことですね。
で、うちの会社の場合、2週間に1度、3時間ずつ休暇がもらえます。つまり、入社後1ヵ月後には、3時間だった有給休暇が9時間になると言うわけです。1日休暇が取れるってことですね。
1年は52週。2週間に1度3時間ずつもらえますから、1年では、26X3=78時間=9日半有給休暇がもらえる計算になります。
日本では1年で14日くらいもらえるんでしたっけ?
次に「Sick Leave」
これは、病気になった場合に取れる有給休暇です。例えば、病気で1日休む場合は、8時間がこの「Sick Leave」の時間から差し引かれます。
「病気」の定義ですが、熱とか腹痛とか本人がかかる病気だけではなく、例えば、健康診断で休むとか、子供を病院に連れて行くような場合も、「病気」とみなされて、この「Sick Leave」が使えます。
基本的には「病気」以外では、「Sick Leave」を使うことはできません。でも、小さな会社では、「Sick Leave」を「Vacation」として使ってしまう場合もあるようです。反則ですけどね。
うちの会社の場合、入社時には、この「Sick Leave」は0時間。で、2週間に1回、1.5時間ずつもらえます。1年働くと、「Sick Leave」は39時間=約5日間になります。
で、さらに...
「Vacation」、「Sick Leave」とも、1日単位ではなく、時間単位で取ることができます。
有給休暇の定義に従えば、たとえば、今日は午後3時から子供の学校にボランティアに行かなければならないので、休みを取りたい場合には、2時間の「Vacation」を取ります。午前中、歯医者の予約が入っている場合には、4時間の「Sick Leave」を取ります。
ただ、1時間、2時間、会社を抜ける場合には、大目に見られて、「Vacation」や、「Sick Leave」を申請しなくても良しとする会社もあるようです。工場の従業員の場合はこうはいかないと思いますが。
私の場合、毎朝、7時半には会社にいますので、8時間勤務として、4時半には退社できますが(実際はそううまくはいきませんけどね)、3時に何か用がある場合、1時間半の有給休暇を使わずに、そのまま会社を出てしまうこともあります。もちろん、上司の承認を得ての話ですが。
何か言われた場合、理由を付けることができていれば良いわけで。例えば、「昨日、7時半に出社して、午後7時まで働いたので、2時間半の貯金があるでしょ?」ってな感じです。
このほかに、会社によっては、日本で言う「忌引」のための有給休暇を儲けている場合もあるようですが、こちらではかなりまれだと思います。普通は「Vacation」か「Sick Leave」を使うことになります。
あと、正月休みまで秒読みですね。お仕事、頑張りましょう!
私はこれからクリスマスパーティーの買い物です。
Merry Christmas!!!