また一つ消えた...

Circuit City



先週、金曜日、アメリカ第2位の家電量販店のCircuitCityが倒産しました。全米に560店舗、カナダに65店舗を持つかなり大きな電気屋さんです。



去年の11月に、「皮肉なもんだなぁ... 「倒産しました!」セール」と言う記事を書きましたが、サンディエゴにはそれに続く大きな倒産になりました。



また同じような話になりますが、この電気屋さん、普段から「何かおかしい」と思うような営業体制でした。



まず、店に入ると、やたら店員が多い。接客に忙しければ良いのですが、何もすることがなく、プラプラして、他の店員と談笑していました。かと思えば、他に暇な人間がたくさんいると言うのに、レジが1つしか開かず、買い物客の長蛇の列。



何か質問しても、品物もどこにあるかわからず、店内を右往左往。挙句の果てには、「オンラインで手に入るから」...。あごが落ちます。



この状況、「何か間違っている」と思っていました。



案の定、倒産のニュース。



記事によれば、一昨年の春、アホのCEOが経費節約のために、経験のある営業を3000人ほど切り捨て、賃金の安い未経験者と置き換えたとのこと。これで、かなりの経費が節約できたため、このアホCEO,数百万ドルのボーナスを手にしたとか。今はすでに首になっているようですが。



去年の11月中旬に破産法を申請。それから特に大きな動きがなかったので、持ち直したかと思っていたのですが。



私は行かなかったのですが、この週末には、「倒産しました!セール」を大々的に行ったそうで。市価の30%程度で商品が買えたそうです。



まぁ、今回の場合は、倒産すべくして倒産したと言う感じです。

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社内コミュニケーション with eMail

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会社勤めをされている方、かなりいらっしゃると思いますが、日ごろ、会社でどのようにコミュニケーションを取っていらっしゃるでしょうか?



うちの会社はメール文化がベースにあって、何をするにしてもメールでやり取りされます。ま、国内、国外に拠点がありますので、メールでのやり取りがふつーと言うこともうなずけますけどね。



「メールによるコミュニケーションは控えましょう」



なんて話が出るほど毎日大量のメールがやり取りされます。



隣のオフィスにいる人間からもメールが来ます。10歩ほど歩けば話ができるのに...。



1日休みを取ると、休み明けが大変。何十通ものメールを処理しなければならず、そのためにかなりの時間が必要になります。



役付きになればなるほど、メールの量が多くなります。マネージャに送られるメールの量も多いのですが、ccに名前が入ることもかなり多くなります。ときには、全く関係のないメールのやり取りにも巻き込まれることになることがあります。



「この会話から私を抜いてくれませんか?」



とお願いすることもしばしば。



たとえば私とあなたが今メールでやりとりしているとします。


From:私
To:あなた



何通かやり取りした後に、あなたが自分のボスにこの議論に入ってもらいたいとしますよね。そのときには、



From: あなた
To: 私、あなたのボス
RE: xxxxx
_______________________
Adding あなたのボス
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ジム@アメリカ企業

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体中が筋肉痛で...なんともならない...



実は、昨日、初めて会社のジムに行ってきました。



ジムと言えば、ベンチプレスとか、トレッドミル、エアロバイクなどがあるトレーニングジムのこと。



1年半ほど前にオープンしたのですが、利用するのは今回が初めて。



併設の更衣室にはシャワールームなんかもあって、会社の施設としてはまぁまぁってところですかね。



ジムの中に置いてある器具もすべて新しいものなので、「これ、どうやって使うの?」と思うようなものまで置いてあります。



昼休みに利用する人たちが多く、午後12時には満員状態。



毎日来ている人が多く、皆さん、結構ムキムキ。「俺の筋肉美、見てみろ!」のような感じ。



一人で黙々と走り続けている人、複数で集まってバーベルの持ち上げ回数を競い合っている人たちなど、皆さん思い思いに動いていらっしゃいます。普段、顔を合わすことのない全く違う部署の人たちとも知り合いになることができます。



日本の会社も、最近はジムを持っているところが結構あるようですね。社内になくても、近所のトレーニングセンターと契約を結んでいて、格安で入会できるようになっている場合もあるようです。



アメリカ企業の場合、あるのが当たり前...かな。ベンチャー企業のようなかなり小さな会社もジムを持っていることもあります。経営者の趣味かもしれませんけどね。会社にない場合は、たいてい近所のトレーニングジムと契約していると思います。



大企業になると、それこそ、日本の会員制のトレーニングセンターのように、プールがあったり、豪華応接室のようなスペースがあったりします。グーグルとかマイクロソフトなんかはそうなってるんじゃないですかね。



これから毎週、ジムでひと汗流すことにします。3ヶ月後には、俺もムキムキかも...。

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「ありがとう」 感謝の気持ち

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さて、一週間の始まりです。



先週金曜日、うちの大ボスとタメでかなりいろいろなことを話しました。ボスとしてではなくタメ(同僚)として現状をどう見ているのか、見るべきなのか。



彼も少し苦しんでいるようでしたね。100人以上も抱える立場ですから、誰に話をするにも、言葉を選びながら話さなければならないようで、かなり疲れが見えました。



「こんな時期にもかかわらず、みんながんばってくれているんだよね。ほんと、感謝しますよ。」



確かに、レイオフの不安を持ちながら、うちの会社の連中は目標目指してがんばっているわけですから、私としても「がんばってくれてありがとう」と言う気持ちになりますね。従業員一人一人のがんばりが、みんなでいっしょにこの不況を乗り切ることにつながるわけですから。



前置きが長くなってしまいました。



実は、今日は、うちの会社のことを話そうと思ったわけではなく、タイトルにある「ありがとう」の気持ちについて話そうと思ったんですよね。



このブログに来てくださっているあなたは、一日どれくらい「ありがとう」と口に出して言っていますか?あまり考えたこと、ありませんよね。



私も数えたことありません。日本語で「ありがとう」と言うよりも、英語で「サンキュー」と言う方が、言いやすいので、多分、「サンキュー」はかなり言っていると思いますが。



小林正観氏の「宇宙を貫く『ありがとう』の法則」、

「ありがとう」の5文字に秘められた不思議な力

によれば、



ここに、どのような時も「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と
繰り返し唱えている人がいるとします。
するとその人は、言葉の波動を受けて体内の水や血液が再生し健康体になります。
精神も豊かになり、人間関係も円滑になってきます。
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ワークシェアリングプログラム in US

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この厳しい世の中、皆さん、不況を乗り切るためにいろいろな策を講じていらっしゃいます。あるいは、講じようとしていらっしゃいます。



昨日あたりのニュースで、「ワークシェアリング」の話が出ていましたね。日本ではまだほとんど実施されていないようで、その是非についても、まだまだコメントできるような段階ではないと言われています。



このワークシェアリング、簡単に言うと、会社で働いているもの同士が、それぞれの労働時間を分け与える(シェアする)と言うものです。



つまり、1日、8時間の労働時間だとすると、あなたが4時間、私が4時間、同じ仕事をすると言うことですね。



これによって、1人当たりの労働時間を短縮するってことです。つまり、雇用側から見れば、1人分の賃金で2人雇えると言うこと。


そのニュースでは、日野自動車が99年に55歳以上の従業員を対象に、1日の労働時間を7時間にして、給料を10%カットしたことがあるとのこと。



つまり「時短」→「固定費削減(賃下げ)」によって、雇用環境を悪化させずに、会社の業績を保つ、あるいは上げると言う作戦ですね。または、会社の業績を保ちつつ、雇用を創出するとか。



従業員側から見れば、首を切られるよりも給料が下がった方がまだましと言うことでしょう。



アメリカでも実はそう言うプログラムがあります。



Work Sharing Program



アイデアは同じで、各々の労働時間を減らして雇用を保ちます。で、さらにワークシェアリングしている労働者に対して、失業保険が給付される州もあるようです。



Guide For Work Sharing Employers



には、雇用主に対して、どのような手続きを踏んでワークシェアリングプログラムを導入すれば良いかが説明されています。



少なくとも2人の従業員に対して適用され、少なくとも10%の労働時間と賃金の削減が必要条件になっています。



では...



ワークシェアリングって、どんな職種に向いているんでしょうか?



工場従業員だと結構シェアできそうなところがありそうですね。熟練工を必要とするようなところでなければ、何とかなりそうです。



営業職も何とかなりそうですね。今まで4つのお客さんを周っていたところを、2つずつにするとか。でも、デスクワークはそれほど簡単にはいかないような気もしますね。いや、そうでもないかな...


では、私のような技術職はどうでしょうか。今まで、ある電子回路の設計を任されていたところを、それを半分に分けると...負担は軽くなるかもしれませんが、逆に効率が悪くなるような気もしますね。



CEOのワークシェアリングとか...あったら受けますね、きっと。



とにかく、誰も首を切られたくないですから、何とかしなければなりません。



不安だ...

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