以前、ここでお話したことがあるのですが...
会社の連中と即席バンドを組んでいまして...
実は...
会社のイベントで...
バンド演奏することになりました。
今度の金曜日に行われるFamily Dayで演奏します。全21曲。3回に分けての演奏です。
Family Dayは年一度行われる全社的なイベントで、従業員の家族や知り合いを招いて、飲んだり、食べたり、遊んだりする、いわゆる会社の「お祭り」です。
昨日、日曜日は、午前中、そのリハーサルもかねて、会社の駐車場で練習。
普通では考えられませんが、会社の駐車場で大音量でバンド演奏。もちろん事前に会社には承認はもらっていますが、「やってもいいよ」程度。
休日出勤している連中も息抜きに聞きにきました。「結構良い音してるじゃん」と言うコメントをもらい、バンドの連中は上機嫌。
守衛さんも見に来る始末。
挙句の果ては、会社の敷地の隣で工事をしているおじさんたちもやって来て、なぜかビデオで我々の演奏風景を撮っていました。「ボーカルと楽器の音量のバランスをもう少し取ったほうが良いかもしれないな」とのコメント。
アンプなどのセットもメンバーの一人が所有しているプロ用のかなり本格的なものなので、へたくそでもうまく聞こえるのかもしれません。
イベント当日が楽しみです。
カテゴリー: アメリカ企業
Family Day
オフィスが寒い
以前も書いたような気がするのですが、こちらのオフィスはエアコンが効き過ぎていて寒いくらいです。外気温が高くなる夏場はさらにひどくなります。
今朝、CBSニュースでもその話題を取り上げていました。
「なぜ夏のオフィスは凍っているか」
そのニュースで話していたのですが...
何と...
何と...
何と...
オフィスで働いているアメリカ人の40%は「寒い」と感じているらしいのです。ほぼ半分ですね。これ、ものすごいことだと思います。
外気温が摂氏38度を超えるような、デンバーのオフィス街で、長袖のジャケットを持ち歩いている女性が多いのはなぜか?オフィスで働く女性たちにインタビューしていましたが、「エアコンの噴出し口のそばにいるから、フリーザーの中にいるみたい。ジャケットがないと死んでしまう。」のようなことを言っていました。
では、なぜそこまでエアコンの設定温度を下げる必要があるのか???
従業員全体が心地よく感じるにはその辺りまで温度を下げる必要があるとか。窓際に座っている人もいれば、太った人もいます。窓のない部屋にいる人たちもいます。暑くて不満が出ないようにするには、そこまで温度を下げないとダメなのでしょう。
アメリカでのエアコンの設定温度は、大体華氏72度(摂氏22度)程度のようです。ちなみにニュースでも取り上げていましたが、日本の設定温度は「最低でも」華氏83度(摂氏28度)とのこと。コメンテーターも驚いていました。「そんなに高く設定すると、眠くなっちゃうねぇ」と。
今72度に設定されている温度を、4度上げると、エネルギーを20%節約することが出来るとのこと。
石油の高いこの時期、多少暑い思いをしても、エネルギーを節約する必要はあると思うのですが、自らの生産性を落としたくないのか(?)、そう思わない人もたくさんいるようです。
ちなみに、私のオフィスもフリーザーの中のようです。
おっと...鼻水が...
職服 – アメリカは?
その昔...、日本のある企業で働いていた頃、いつも「職服」を着ていました。
右胸(?)には、会社のロゴ、左胸には名札を付けていました。色は...グレーがかったホワイト...だったか...。あまり格好良い服ではありませんでした。今は変わっているんでしょうかねぇ...。
おまけに、実験室に行く時には、会社のロゴが入ったキャップ(野球帽のようなやつ)をかぶらなければなりませんでした。ヘアスタイルが乱れる...。
今は、職服はありません。アメリカに来て、職服を着たことがありません。よほどひどくない限り、基本的にはその人の判断に任されています。
私の場合は、普段はボタンダウンのシャツにジーンズです。お客さんに会う場合には、ジーンズを避けることがありますが、ほとんど年がら年中ジーンズで通しています。靴も、たまにローファーを履くくらいで、普通はスニーカーとか、テニスシューズです。
周りを見回してみると...
やはりアメリカなので、ジーンズが圧倒的に多いですね。ジーンズ+ポロシャツ、Tシャツ、ボタンダウンなど。Vice Presidentクラスの人たちでも、ポロシャツにジーンズが普通ですねぇ。もちろん、時と場合によりますが。
中には、上のような短パン+スニーカーで来る人もいます。結構いますねぇ。ジョギングパンツをはいてる人とか、日本で言うジャージをはいている人とかもいます。
ビーチサンダルとか草履とかで来ている人たちも結構います。
ちなみにネクタイを締めている人を見ることは、ほとんどありません。年に数回、上層部の人間が締めているのを見ることがあり程度。本当に年に数えるほど...
女性の場合は、さまざまです。うちは、Tシャツにジーンズが多いですねぇ。スーツ系はまずいません。男どもが多いにもかかわらず、何も気にせず着飾ることもないようです。もちろん、営業系は別でしょうが。
こちらで働いていると、あまり服装に気を使う必要がありません。少し麻痺気味かもしれません。
カリフォルニアの夏!!!
これ、何だと思います?
絶対に分かりませんよね。
こうすれば分かりますね?
そう、うちの家から撮った空の写真です。残念ながらビーチで撮ったものではありませんが。
青!
真っ青!
いよいよ夏です。
今日はまだ華氏71度(摂氏21.6度)ですから、比較的過ごしやすいですね。ただ、日向に出ると太陽が「痛い」です。30分も外にいれば、肌は真っ赤になります。
さ、今年は健康のためにプールで泳ぐことにします。老体に鞭打って運動して健康を保たなければ。
インターンの採用基準は?
フロリダで学生をしていらっしゃる「あみさん」からご質問をいただきました。
「将来的に就職するならインターンかCo-opを初めた方が良いと思っているのですが、現時点ではまだ専門分野の勉強が始まっていないので知識がありません。アメリカでは大体ジュニアからインターンをはじめると思うのですが、会社側はどの程度の知識をインターンに要求しているのでしょうか?」
すばらしい質問ですね。と言うか、今、日本から留学されている方たちも、インターンをしようと考えていらっしゃると思いますので、その方々を代表するようなご質問です。
では...
私が過去いた会社の話をさせてください。いろいろな考え方がありますので、一概に「こうだ」とは言えないことをご了承ください。
インターンを何人も面接しましたが、採用をする際にポイントになるのは、決して知識ではありません。
インターンに知識を期待している人は誰もいません。失礼な言い方ですが、所詮、彼らに知識を期待するのはかなり無理があります。
私は大学卒業以来、ずっと電子設計技術をやってきているのですが、思うに、大学生レベル、あるいは、大学卒業レベルの知識は全く使い物にならないのです。卒業して、入社したとたん、ほとんどの知識がリセットされました。
もちろん、物理とか、数学とか、非常に基本的な部分は、リセットされるとまずいですから(笑)、それはそのまま活き続けるんですけどね。
アメリカでも同じです。
新卒で採用されたエンジニアは、まず間違いなく知識がリセットされます。
先日、採用が決まったインターン君に対しても、採用後の研修は誰が面倒を見るのかで、ちょっとした議論になるくらいですから。彼ほどの知識があっても、一線で活躍するためには、はるかに多くの知識が必要になるのです。ですよね?
ですから、インターンには知識は九分九厘期待しません。期待する会社があったら、どんな考え方で採用しているのか見てみたいですよ(笑)。
では、インターンの採用のポイントはどこにあるのか。
やる気
ですね。仕事に対する意気込みが大切だと思います。ほとんどが会社に勤めたことのない人たちですから、どう働いたら良いのかが分からないはずなんですね。だから、初めて本当の仕事に接することによって、自分は何をしたいのか、何を見つけたいのか、それを今後どう活かしていくのかを示すことが重要だと思います。
キーワードは「Motivation」と「Challenge」の2つ。
面接時にこの2つをうまく表現できれば、私は必ず採用されると思いますね。
今、うちには3人、インターンがいます。2人はシニアの男で、大学ではElectrical Engineeringを学んでいます。そのうちの1人はハードウエアグループで手伝いをしています。もう1人は、どう言うわけかソフトウエアグループ。将来はハードウエア技術者になると言っています(???)。
3人のうちの1人は女性なのですが、彼は、ハードウエアグループで手伝いをしています。ところが彼女はComputer Scienceに席を置く、ジュニアの学生。将来はソフトウエアの仕事に就くとのこと。
これを見ても、インターンは大学の専攻に関係ない部署に配属されることが多いと言うことが分かると思います。
大切なのでもう一度言いますね。
インターンの採用/不採用は、「やる気」で決まります。