学生ビザから米国市民権まで(5)

さて、ついに最終ステージ、市民権の獲得についてです。

私は数週間前、ついに米国市民権を得て、晴れて「アメリカ人」となりました!アメリカのパスポートも申請中。長い道のりでしたが、これで今までさんざん恨めしげに書いていきた、移民局にまつわる様々な苦難も今後は一切経験しなくてすみます。正直なところ、市民権を得て一番嬉しいのはその点かもしれません(笑)

ここまで来てみて私の実感では、グリーンカード(以下GC)を取ったあとは、よっぽどの事情がないかぎりまず問題なく市民権も取れるので、やはり一番の関門はGCだったなということ。また学生の身分から仕事ができるH1Bも非常に厳しかった。この二点のポイントでは、アメリカ政府の「なんとかふるい落とそう」という意思を感じました。

それにくらべ、一度GCまでたどり着くと、あとは時間の問題です。

GCを持ってアメリカに5年以上住む、またはアメリカ人と結婚して3年以上住んでいる。この二つが市民権を申請する資格として私にあてはまった条件です。他にアメリカの軍隊に勤務していた人にも申請する資格があるようです。

アメリカ国外に長期間出てしまうことがない限り、GCをとったあとは時間が経てば市民権の申請ができるということです。

そして、市民権の申請は今までのビザ申請に比べてずっとスムーズ、時間も思ったより短く済みました。

私の場合、去年の10月に申請を開始、最終的に宣誓式に出てCeritificateを受け取ったのが3月。半年以下という速さでした。

では、時系列に沿って市民権申請から取得までを説明します。

まず、移民局のウェブサイトに行って申請用紙に記入します。これがなかなかハイテクで、ダウンロードして記入・保存できるタイプのPDFなのですが、記入していくうちにどんどんフォーム上のバーコードの模様が変化していくんです。このバーコードを読み取って自動的にデータを記録していくのでしょう。

このほかに移民局ウェブサイトに必要書類のリストがあるので、気をつけてすべてを準備し、指定の場所に送付します。

パスポートサイズの写真、グリーンカードのコピー、条件によって子供のBirth CertificateやMarriage Ceritificateなどなど。

ここで私はいきなり基本的な間違いを二つしてしまいました。

一つは致命的で、実はしばらく前から「市民権申請しなきゃ」と思いつつ、別に締め切りがあるわけではなく、日常の忙しさにまぎれてずるずる申請が遅れていたのですが、最初に思い立ったときにダウンロードしたフォームが、やっと重い腰を上げて実際に提出したときには1世代古くなっていたのです・・・

そのためせっかく揃えて送った申し込み書一式が、1週間後に返送されてきて、最初からやりなおしとなりました。

自分でもしょっちゅう「常に最新の情報を得ること」と言ってるのにもかかわらず、この基本的なミス。

最初からつまづいてかなり面倒になりましたが、仕方なくまた記入しなおし、また返送しました。

ちなみにこの辺も最近はハイテクで、「書類を受け取ったよ」という通知をEメールとスマートフォンへのテキスト両方でしてくれるので安心です。

もうひとつのミスのほうは、かなりあとになって発覚し、結局致命的な問題にはならなかったのですが、私のように「GCで5年以上住んでる」「結婚して3年以上住んでる」両方に当てはまる場合、「GCで5年住んでる」ほうを選ぶべきだったようなのです。

私としては、ただ「住んでる」より、「結婚して家族がここにいる」ほうが説得力のある理由なのでは、と思ってしまったのですが、そういう問題じゃなかったようです。

このことはかなり最後のほう、面接とテストの段階で「君の場合はこっちだよ」と言われてその場でオフィサーが訂正してくれてまったく問題はなかったのですが、後から考えると、「結婚」を理由にすると用意しなければならない書類が増えます。二人が結婚してまだ一緒に住んでいる証拠、として、税金を一緒に納めた証拠(過去3年分の書類をIRSに請求して送ってもらう)とか、電気代の請求書とか、結婚式の写真まで用意しました。

これに対して5年住んでいた、のほうは、自分の税金書類は必要だと思いますが、結婚・子供に関する書類は不要になったはず。

と、ちょっとした手違いはあったものの、最初に書類を提出したのが10月、次に「指紋を取りに来なさい」という通知がきて、実際に指紋を取ったのが11月。

このあとしばらく間が空き、「面接、試験に来てください」という通知が来たのが1月、面接・試験に行ったのが2月、その翌月の3月に宣誓式、晴れて市民に。

この流れの間、申請番号を移民局のウェブサイトに入力すると「今どの段階にいるか」を確認することもできたし、ネットでは様々な人たちの体験談を読むこともできて、過去のビザ関連の作業に比べて今回が一番ストレスフリーでした。

以上、市民権取得の全体の流れを説明しましたが、次回は実際の各段階の体験談をもうすこし詳しく書こうと思います。

 

学生ビザから米国市民権まで(5)” への2件のフィードバック

  1. (何度めかわかりませんが・・・)おめでとうございます!
    市民権獲得のお知らせは、もう単純におめでたい!といつも思います。

    本当、最近はシステムも電子化して、色々なプロセスが変わったんでしょうね。「アプリケーションを受け取りました」という通知の郵便が来るまで1ヶ月もかかってたのに、今は自動でメール。
    うちの旦那は手書きが汚くて、「担当の人が読めなかったら、リジェクトされるかも!」なんて目くじら立ててましたが、pdfにタイプする時代、そんな心配ももうないのでしょうね。

    そんな苦労も良い思い出。私も「あれをもうやらなくていい」というのが市民権獲得の一番の安心材料でした。
    本当におめでとうございます。

  2. Erinaさん、なんど言われても嬉しいです!

    宣誓式の会場では感極まって涙を流す人もいましたが、ほとんどの人はそこまでいかなくてもとにかくみんな嬉しそうに笑顔でした・・・もしかしたら、だいたい私やErinaさんのように「これで移民局とのやりとりをしなくてすむ!」という嬉しさでいっぱいな人が多かったのかも?!

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