日本語を教える*日本を伝える (家庭教師編-Vol.1)

始めまして、カンザスシティのErikoです。この度アメ10のブロガーとして参加させて頂く事になりました!よろしくお願いします。31年間過ごした東京を発ち結婚を機に3年半程前にアメリカの心臓(Heart of America)と呼ばれるカンザスシティにやってきました。中西部からアメリカ在住妻の生の声を届けさせて頂きたいと思います。

img_language

 突然ですが、アメリカでの日本の認知度ってどれくらいだと思います??大都会だったら先進国の日本を知らない人は殆ど居ないでしょうが、保守的で州外にもあまり出ない人が多い中西部では日本がどこだかわからない人が本当に居ます。実際義父の奥さんはびっくりするほど日本に対して理解が無く、話をしている最中とんでもない事を聞かれ驚きのあまりしりもちをつきそうな思いをした事が何度かあります。夫の息子が日本人の嫁をもらったのだから少しくらい学習してほしいですよね~ぶつぶつ。

それはさて置き、アメリカに来て半年ほどたった頃、そろそろ家に居るのも限界になってきました。少し社会と繋がっていたいなと言う気持ちが芽生え、日本に居た時に仕事の片手間していた日本語の家庭教師をしてみよう!と思い立ち早速調べ始めました。

そうとうはいえ、コネも友達もほとんどいないこの土地でどうやって生徒を探すかと考えて居た所、インターネットで家庭教師バンクの様なサイトがあったので即登録することに。その頃の私の想像ではカンザスシティで「日本語を学びたい層」はかなりニッチなので「誰からもお問い合わせが無くても、まあ気長に待てばいいか~」くらいの気持ちでいました。ただ実際「日本語の家庭教師」として登録している人がかなり少なかったので、「チャンス」はあるかな~と小さな期待だけは持っていましたが。

しかし~、少し経つと来るじゃないですか!お問い合わせメールが!

始めてメールをくれた生徒さんは短大に通う男の子でした。YouTubeを見て日本のコメディーに興味があり独自で読み書きは勉強したけれども、それ以上伸びないので家庭教師になって下さいと言う事で依頼メールが来ました。その数か月後には40年前に兵士として沖縄に赴任していた64歳の弁護士さんやら、これから日本にミッショナリーとしていきたいという夫婦など数は少なくとも切れずにお問い合わせが入って来る来る!!

日本語だけじゃなく日本文化も教えてあげようと意気込みながら生徒と会う事にしました!

始めてあった生徒は20歳の大学生。そう、始めてお問い合わせメールをくれた子です。

まだ自分専用の車が無かったので夫に付き添ってもらいカフェでご対面。小柄でシャイなとてもまじめでかわいい子でした。そこで簡単に面接兼自己紹介をして、お互い同意が取れた時点で次回から図書館の勉強室で授業をする事に決めました。

詳しい事は、ここでは省略しますが、彼は1年弱程一緒に勉強しちびまる子ちゃんのクリップを見て内容が簡単にわかり、また漢字を使ってメールを書ける程度まで成長し(涙)KUへ編入と同時にえりこ教室を卒業しました。今でも連絡を取り合い彼の成長が見られるのは本当にうれしい事です!

今までにこの地で10人ほど家庭教師をしたので、目立った生徒さんについてはいつかブログに書いてみようと思います。

 

さてここでアメリカで日本語を教えたいなと思う方に是非気に留めてほしい事が3つあります。

books1

1つ目は、日本人だからと言って日本語が教えられるわけではない事

例えば「「が」と「は」の使い分けがうまく出来ないので教えて下さい。違いは何ですか?」と質問されたら理論的に即答できますか?殆どの人は説明出来ないではないかと思います。母国語と言うものは生まれた瞬間からその言葉のシャワーに浴びて育ってきているので自然と「体」に見についていますよね。私たちが英語を母国語にする人に「どうして、この時はこの語を使うの?」と質問してもしっくりくる答えが返ってくることの方が少ないと思います。

当たり前のことですが

しゃべれる/文章が書ける=教えられるというのは間違えです。(2015/06/01編集:間違え=>間違いです)

2つ目は生徒に初めて会う時は必ずPublicな場所を選ぶこと

これもBlind dateと同じです。特に生徒が男性の場合は十分に気を付ける事。私の生徒は9割がた男性ですが幸いな事にみんな真剣に学びたいという意思を持つ方々です。それでも必ず1回目は夫についてきてもらいます。初めの10-15分は夫も含め自己紹介/面接をして両者で合意が取れたら授業を開始することにしています。

家庭教師のサイトだとはいえ、用心しすぎて悪い事はありません。楽しく安全に家庭教師をする為にも、気を付けて下さいね。

最後3つ目は、自分は彼らにとって「日本代表」で有る事。お金を頂いて教えるか、ボランティアで教えてあげるかに関係ありません。

エンジニアの学校に通っていた時友達になった50代のクラスメイトが「君が僕にとって初めて話した日本人だ。だから、君の言動と行動を見て日本人ってこんな人種なんだと思うからね!君は僕にとって日本人代表だから」と言われた事がありました。

確かに自分が出会った「その人」が自分の中でその人の「国」の代表みたいになる事ってありませんか?その人との出会いによってその人の国に対する考えが偏ってしまった事が私にもあります。そう思うと責任重大です!

アメリカのどこに居ても日本に興味を持ってくれている人はいるものです。嬉しいですね。そのような人たちに「がっかり」させない日本語を教えてあげるために、母国語を見直してみるのも良いと思いませんか?

私を良く知る家族や友人は「えりこが日本語を教えて大丈夫か?」とありがたい心配してくれています。そう心配してくれることが私をパワーアップさせるし「教える」立場としての日本語の勉強をさらに深めさせます。母国語だろうが語学には最終地点はありませんからね。

更にいうと、多言語を学ぶためその国で語学を習得しても、母国語のレベルが低い人は、どんなに頑張っても第二言語のレベル自体はそんなに高くならないと聞いた事があります。ならないというより、なるわけがないのです。

そんなことも念頭に置いてアメリカで英語を話しながらも素敵な日本語を使え、「日本語を教えて欲しいな」と言われた時に胸を張って「良いですよ」と言える日本人になりたいですよね。 

日本語を教える*日本を伝える (家庭教師編-Vol.1)” への6件のフィードバック

  1. 初投稿、ありがとうございます!

    日本語を教えるのって難しいですよね。おっしゃる通りです!
    私も旦那に教えようと思ったら、今まで考えたこともない質問ばかり出てきて、結局「コミカレに行きなさい(=プロに教わりなさい)」といいました。笑
    外国人に教えてみるまで、自分の母国語のことって考える機会はありませんもんね。

    自分は日本代表っていう気持ちもすごく同意です。
    特にErikoさんみたいに、日本人が少ない場所に住んでいたら、なおさらそういう気持ちが強くなるでしょうね。私が中西部に住む義弟に初めて会ったときも、彼の日本への無知度に愕然としました。某日本車ディーラーで働いてるのに・・・。
    でもそういうプレッシャーが励みにもなりませんか?自分次第で日本のイメージを作れるっていうのは、なかなかない機会ですからね。私はよく友達に「エリナは日本人女性のステレオタイプをことごとく壊してくれるね」と言われますが、褒め言葉だと受け取っています。笑

  2. Erinaさん、

    初コメントありがとうございます。
    そうなんです!アメリカに居るとどうやって自分の語学を磨いていくかばかりに視線が向かってしまい、日本語について考える事ってあまりなくなりますよね。たまたまこういう機会が回ってきたので楽しく細々続けています。無知な人が多いのは残念なのですが、「こんなにユニークな国(日本)を知らないなんてもったいない!伝えなければ」と良い動機になります。

    仰る通り!!自分で日本のイメージを作れるって気持ちの良いプレッシャーです。嘘はつきませんが、無知な彼らを目を覚ますために斬新なイメージを掲げてます。。(笑)

    えりなさんの「エリナは日本人女性のステレオタイプをことごとく壊してくれるね」って言われる意味わかります!わたしも「あなたは本当に日本人!?」と言われますがステレオタイプの日本人って何なのかなと思いながらも、自分は個性的な日本人だ!と思い嬉しく受け止めています。

    コミカレのcontinuing educationプログラムで教える機会もあったのでその時の事もまた記事にしてみたいと思います!

  3. しゃべれる/文章が書ける=教えられるというのは間違えです!!、、、って言われても。「間違い」の間違いじゃないですか?力説されていらっしゃいますが、これではなんだか説得力ないです。

  4. むくしさん、

    コメントありがとうございます!
    日本語を教えていると言いながら、お恥ずミスでしたね。ご指摘ありがとうございました。ちょうど一年前に初投稿させて頂いた記事でどんな気持ちで書いていたのかな、と思い出しながら再度読み直してみる機会にもなりました。力説しているとおっしゃるように、この記事は結構力が入っていますね(苦笑)。それなのに肝心な言葉のミスをしてしまい、まだまだだなと思わされました。

    外国に暮らしているからと言って日本語が乱れないように日々勉強していきたいと思います。

  5. 初めまして。
    今年の春から夫の転勤に伴いカンザスへ参りました。
    カンザスは古き良き時代の日本を感じるとても住みやすく安全な街という印象です。
    私は英語が得意ではないので、周囲の方ともっとお話できたらいいな〜と思いながらすでに半年が過ぎました。
    突然のお尋ねで大変失礼致します、Erikoさん、どなたか自宅へ来て英会話のレッスンをして頂ける方をご存知ないでしょうか?
    真剣に学びたいと考えております。

  6. AYUMU様、

    はじめまして。コメントありがとうございました。カンザスのどちらにお住まいですか?住む場所にもよると思いますが、緑も多くのどかな場所も多いですよね。こちらの生活には慣れましたか?
    英語の件については別にご連絡させていただきます。アメリカ滞在中に少しでも英語の習得が出来るといいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です