「アメリカ企業で...」から、かなり話がずれますが...
実は...
このブログではほとんど話したことがないのですが...
数年前からインターネットビジネスをやってまして...
と言っても、一家を養うほどの稼ぎはありません。まぁ、お小遣いになるくらいでしょうか。
趣味にちょっと毛が生えた程度でしょうね。
巷では、インターネットビジネスはお手軽で、誰でも始めることができ、簡単にお小遣いを稼ぐことができる...ようなイメージがあります。本屋さんにはそれに関してのノウハウ本が山のように出ていますし、ネット上にはほとんど詐欺ではないかと思うような「たった1週間で○○万円稼げる方法」のような電子ブックが1万円以上で販売されています。
うまいお小遣い稼ぎの方法はないものかネットで探し回っている、専業主婦の方々や無職の方々がたくさんいるようです。で、生活費を切り詰めて大枚はたいて、電子ブックを購入したのに...大した内容でなくて、しかも、1週間で○○万円なんて完全なうそ。「しまった~、だまされた。」と思っても、すでに時遅し。販売者にメールを送っても何の音沙汰もなし。ウェブにある電話番号に電話をしても、「現在使われておりません」の録音。
こんなことがあちこちで起こっているようですね。
確かに、パソコンを持っているだけで、「インターネットビジネス」を始めることは可能です。本や電子ブックを買わなくても、インターネットで検索すればほとんど入手できない情報はありません。そんな情報に沿ってウェブサイトを作ったり、商品を売ったりが、簡単に出来てしまいます。
でも、ちょこっとネットで何かしたくらいで、1週間で○○万円稼げるほど、世の中甘くはありません。
そりゃ、中には、よほど運が良くて、たまたま○○万円稼いでしまう人もいますが、それは「たまたま」であって、それがずっと続くようなことは絶対にありません。
全く意味のない電子ブックを販売して大儲けをしている悪徳商人にも問題はありますが、それを購入してしまう人にも問題があります。「うまい話には裏がある」ってことですね。
と、ネガティブな話ばかりしてしまいましたが、インターネットビジネスを「趣味」ではなくて、本当の「ビジネス」と考えれば、それに対する考え方も変わるでしょうし、取り組み方も変わってくるでしょうね。
私の場合、根が「技術屋」(と言うか正真正銘の技術屋ですね...笑)ですから、何事も事細かに突き詰めないと納得のいかない性格です。ですので、「ここにこうやって書いてあるけど、どうしてこうなるのか?」、「どうして、こうしなければならないのか?」などと、どうでも良いようなことに時間をかけてしまいます。で、試行錯誤。お金儲けと言うよりも、何と言うか...研究と言うか...。
だから、技術的な知識だけはたまったような...。
あれ...、意図していた内容からずいぶんずれてしまいました。
何を話したかったかと言うと...、
たとえば、今この投稿を読んでいただいている、「あなた」。自分でウェブサイトで商品販売ページを作って、インターネットビジネスを始めるとしますよね?ウェブサイト作成ソフトウエアを使えば誰でもできます。多分、デザインが得意な方なら、2~3時間もあれば、商品販売ページが出来上がるはずです。
で、それを早速サーバーにアップ。
「さーこれでがっぽがっぽ儲けるぞ♪」
何て、すでにお金持ちの気分。
でも...、待てど暮らせど商品はいっこうに売れない。
「おっかし~な~、ウェブサイトも完璧だし、取扱商品も良いはずなのにな~。」
1週間経っても、1ヶ月経っても、いっこうに売れません。
理由は簡単。
「お客様になるはずの人たちが、そのウェブサイトを見つけることが出来ないから。」
広告も出さず、人目につかない場所に、ひっそりとお店を出しているラーメン屋にお客さんは入りませんよね。
インターネットビジネスをかじっていて、収入が思うように得られない人たちは、ここを忘れているんです。
ウェブサイトを作ることは超簡単。でも...、最も難しいのが、「どうやって集客するか」なんです。
ここを考えずに「ネットで金儲け♪」を考えている人たちが五万といます。「お手軽ネットビジネス」と言う言葉の影に、この重要なことが隠れてしまっているってわけですね。
実際のビジネスを考えてみれば超当たり前のことです。
で...
ネットで生計を立てているミックや、他の知り合いは、インターネットビジネスを「リアルビジネス」と考えているから成功しているんでしょうね。
ミックなど、ネットビジネスに投資する額は半端ではありません。
ウェブサイトを立ち上げたら、
「広告を打つ」
「ウェブサイトアドレス入りの名刺をくばりまくる」
「インターネットラジオの番組に登場してウェブの宣伝をする」
「アフィリエイトにお金を払って宣伝してもらう」
などなど、あらゆる手を尽くして、ウェブサイトへの訪問者を増やす努力をします。彼に言わせれば、
「投資したお金は必ず回収できる」
ってことです。
そう言う「下積み」があって初めて、「意味のある」訪問者があるのです。
で...、ここからがインターネット特有の現象。いったんある程度の数の訪問者になると、後は、ほとんど何もしなくても、どんどん訪問者が増えるようになります。笑いが止まらないほど。訪問者が増えれば、商品購入も増える。
英語のウェブサイトなら、世界で通用しますよね?仮に世界の人口の1万分の1の人が20ドルの商品を買ったとすると...、いくらになると思います?
インターネットビジネスって奥が深いです...。
がんばろっと...。
カテゴリー: アメリカ企業
インターネットビジネスについて考えたことありますか?
ちゃんと予定くらいメモっといて欲しいよ。
と言いたくなるような出来事。温厚な私もさすがにいやみの一つも言いたくなりました。
え?何かって?
ミック・ムーア(Mick Moore)。昨日、金曜日、彼に会社のロゴのデザインを頼むために、アポイントメントを取っておいたんですね。
「6:30pmから7:00pmの間に行くから、時間、取っておいてね。」
って。ところが...チャイムを押しても誰も出てこない...。もう一度...。誰も出てこない。
仕方がないので、彼に電話をかけて...、
「Hey Mick、多分忙しいと思うんだけど。今日、会うことになってたんだけど...忘れちゃったのかな。ま、問題ないけどね...。また電話するよ。」
と、不機嫌そうな声でメッセージを残しました。実は、ミーティングの後、寿司レストランで、お寿司を食べる約束をしていたので、それにがっかりしていた私でした。ミーティングよりも寿司パーティ(苦笑)。
案の定...、夜10時半ごろ、私がFacebookでコネクションにコメントを入れていると、「ポーン」と言うメール受信のサウンド。
「MASA SAN」
と言う標題。読んでみると...、
I am so SORRY….
I totally forgot about our meeting.
仕事のご褒美?
今日いきなり次のようなメールが送られてきました。
Hi guys,
As a small token for the work you guys did, I want to take you guys for lunch. If you are available, we can go today. Let me know if you have any suggestion.
Thanks!
フリーランチ!
この不況で、皆さんお楽しみの月一度のフリーランチ制度が取りやめになって久しい...。
今回、このフリーランチにご招待されたのは3名。幸い私も含まれているようで。
ラッキー!
でも、今日は家からサンドイッチ持ってきてるから...、と考えましたが、せっかくなので、ランチをご馳走になることにしました。
行き先は...どこだったと思います?
サンディエゴの北東にあるブリュアリー。会社から車で15分ほどのところ。ブリュアリーと言えば、ビール。
「おいおい、昼間っから飲み会か?」
と考えましたが、驕りです。行かないはずはありません。
車を降りると、駐車場でもビールの匂いがプーンとにおってくるほど。レストランと言うよりも、ブリュアリーそのもの。
4名のうち2名はビール、私ともう1人の中国系アメリカ人はアイスティー。アジア系は顔に出てしまう人が多いようです。私の場合、午後、やることがあったので、ビールはなし。ビールを頼んだ2名は、”Man! No beer? No kidding! You can go home after lunch!”とか何とか言っています。
日本ではありえないですね、上司を含めて昼間からアルコールなど。たまに営業が昼食でビールを飲んで、帰社後にお目玉を食らうってことはありそうですけどね。
で、私は、アイスティーでビールのつまみをたらふく食べてきました。
次回のご褒美は、夕方にしてもらおうと思います。
ついに社内でも豚インフル感染者が...
今日、全社員向けにメールが配信されました。
豚インフル感染者を家族に持つ社員がいるとのこと。メールはこんな感じです。
We want to let you know that we have been notified that a family member of one of our associates has received a confirmed diagnosis of the H1N1 (swine flu) virus. Recently, prior to the diagnosis, that family member had visited our campus and was in several areas of one of the buildings on campus. Both the associate — who has not been diagnosed with H1N1 — and the associate’s family member are at home receiving appropriate medical treatment. We have no reason to believe that any of our associates (or associates at any other campus location) are at any increased risk of contracting the H1N1 virus as a result of this diagnosis.
We also want to take this opportunity to remind all associates of everyday precautionary measures that should be taken to help avoid the spread of contagious illnesses. These include covering your mouth and nose when sneezing, frequently washing your hands with soap and water, and not touching your eyes, nose or mouth with your hands.
Also, if you are feeling ill, you should stay home and not come into work. If you contract and receive a confirmed diagnosis of H1N1, please let your manager and/or local human resources representative know immediately.
日本のように、「マスクをしましょう!」とは言ってませんね。「くしゃみをする時は口と鼻をカバーしましょう」って。
本社での話しらしいのですが、ぼちぼちと社内でも豚インフル感染者が増えてくるんじゃないでしょうか。サンディエゴではまだ話を聞きません。
ちょっと不安です。
あなたは何のために会社で働いていますか?
気がついてみれば...7月も早半ば。早い、早い...。
今年前半、何をしたか思い返してみても、良く思い出せない...。ただ、漫然と過ごしてきたのかもしれない...。
なーんて、ちょっとマジになったりして(笑)。
最近、ちょくちょくそんなことを考えたりするんですね。
「この歳になって、毎日、なーんとなく過ごしていて良いものだろうか。」
って。
恥ずかしながら、私の年齢も50に限りなく近くなってきました。
人生75年と考えて、「まだ、25年もあるじゃないか。」と考えてしまっては、その時点で進歩が止まってしまうような気がして。
思い返せば、20年ほど前、大学院を出て、会社に就職。前途有望な新入社員...ではなかったと思いますが、それでも、将来いろいろな可能性を秘めていたわけで。
「やったるで~」
みたいに燃えていた...と思います。
就職したのは大手自動車部品メーカー。地元愛知県でも有数の大企業...いや、今は世界的にも有名かも。
そんな会社に入社して、「ここででっかいことできたらいーなー。」なんて思った時期もありましたね。
今思い返してみると、
「いったい、自分は何のためにその会社で働いていたんだろう...。」
お金のため、自己開発のため、嫁さんを見つけるため、コネクションを作るため...、いろいろな目的があったんでしょうね。ま、若かったので、何でもがむしゃらにやってたんでしょう。
で、その10年後、その会社からアメリカ、サンディエゴに赴任。
このころは、「アメリカ人と格好よく仕事する」ってのが私の士気を高める要因でしたね。日本と電話会議するにも、アメリカ人と日本人の間に入って、格好よく指揮する...とか。
でも...その辺りから、ちょっと考え方が変わってくる。周りが十分に見えるほど、大人になったのかもしれませんし...、あるいは、外に出たので、今まで見えなかったものが見えるようになったのかもしれません。
「ん?」
と思うことが結構あるような...。
「何か違うんだよね~、よくわかんね~けどさぁ~。」
今まで、自分は多数の従業員の中の1人としてこの会社に存在してきて、何かしらわからないものにモチベーションを感じ、どこかしらわからないところに向かって進んでいるんじゃないかって...。
「俺って、何のために働いてるんかなぁ...。」
ちょっと不安を感じ始めたんですね。で、当然、次の興味は、
「じゃぁ、他のやつらって、何のためにこの会社で働いているんだろ。」
「どうして、あそこまで熱くなれるんだろう。」
とか。
ご存知のように、アメリカに来て10年で4社、会社を変わりました。ま、最初の方は、ビザの関係もあって、変わらざるを得なかったんですけどね。
会社を変わるたびに、「心機一転」、新しい気持ちでスタートします。最初は目標もしっかりしています。でも、数ヶ月も経つと、その目標もどこへやら。
「結局、俺は何をやっても意志が弱くて長続きしないのか...。」
何て思ったりもします。
「俺は、他の人とは価値観が違うから理解できないのかも。」
と言い訳めいたことを考えたりもします。
興味ありませんか?会社の同僚がどうしてそこで働いているのかって?
仮に、今、不況ではなかったとしたら、そこに留まっているかどうか、他に移るかどうか、聞きたくありませんか?では、どうして留まっていたいのか、あるいは、どうして動こうと思っているのか、聞きたいと思いませんか?
私の場合、副業がある今...と言っても、まだほとんど売り上げは上がっていないのですが...、本業であるエンジニアの仕事は、「家族を養っていくため」ですね。表裏なし、正直に、そう考えています。
自分の本当にやりたいことは、今、副業でやっているようなこと。
でも、もしそれ系の会社が私を雇ってくれると言ったとしても、そこに行くことはないでしょうね。
なぜかって?
それは、本当にやりたいことを、自分自身でやりたいから。自分の考えに基づいて、自分で方向付けをして、自分で行動して、その結果を見たいから。で、その結果に基づいて、自分で方向修正をして、自分で動きたいから。
結局、今働いている会社ではそれを実現することができないんです。自分にその力がないだけなのかもしれませんしね。
「自分で周りを動かせるほど、世の中そんなに甘くはない...」と言う人がたくさんいると思いますが、そんなことを言い続けていては、ちっとも前に進んでいけないような気がするんですね。
「暗くて危ないからこっちの道を通りなさい。わざわざ危ない道を通って近道しなくても良いでしょう。」
「こっちの方が楽だからこの方法を取りなさい。みんなやってることだから、間違いはないよ。」
いろいろと助言をしてくださる方がたくさんいます。
それで自分が満足できれば良いんですけどね。
最近満足できなくて。
何か謎めいた、訳のわからない話をしていますが...。
あなたは、何のために働いているんですか?
どうしてそんなに熱くなれるんですか?
何に満足しているんですか?