眠い!
ZZZZZZZZZZZZ…
カテゴリー: アメリカ企業
Conference call early in the morning
Wow, you are so early, aren’t you?
Yeah, I’m crazy, right?
とか何とか、守衛さんと会話を交わしてオフィスに入りました。時間は、午前4時40分。
今朝はヨーロッパと電話会議。
あちらと時差が11時間なので、早朝電話会議になりました。
いつもならまだ夢の中ですが、今は、電話会議の最中。誰かが話している中でこの書き込みをしています。
お客さんとのミーティングは、やはりお客さん優先ですので、このように狂ったように早い時間にミーティングが設定されることもよくあります。
最近はないのですが、3者電話会議と言うのもたまにあります。
ヨーロッパ - アジア(日本) - アメリカ
こうなると、どこかがとてつもなく早いか遅いかになります。たとえばヨーロッパが夕方、日本が夜、アメリカが早朝とか。
電話会議が終わったら、通常業務が始まりますが、今日は、居眠りしないように気をつけなければなりません。
ZZzzz...
アメリカで接待
接待って、したことあります?あるいはされたことは?
日本にいたころは、よく取引先の営業の方に飲みに連れて行っていただきました。
若かったので、彼らと羽目をはずして恥ずかしいこともしました(何をしたかは内緒)。
また、休日などには、みんな連れ立って、海へ行くとか、どこかにピクニックに行くとか。
よほどのことがない限り、費用はほとんどあちら持ちでした。
そんな関係でしたので、営業-お客の関係を超えた付き合いをしていたと思います。こちらが勝手にそう考えていただけなのかもしれませんが。でも、今でもたまにメールのやり取りをするような形ですので、彼らにとっても「おもろい親父」だったのかもしれませんが。
さて、アメリカで接待はあるのでしょうか?
もちろんあります。
内緒の話ですが、うちの会社のファウンダー(元社長)は、会社設立当時、この会社の売り上げを伸ばすために、主要取引メーカーの偉い人を引き連れて、ラスベガスまで行って、そこで良からぬことをしていたとか。そう、裏の世界です。女性あり、薬あり...。
それが今、裁判沙汰になっているんですけどね。
健全な会社ですと、普通はお客さんを昼食に誘います。
月に1度くらい連絡があって、「今度、ランチしませんか?いろいろと情報交換したいし。」
で、ランチメニューは、肉とか野菜とかラーメンとかさまざま。2人で食べてもチップ込みでせいぜい30ドルくらいまで。
もちろん、ランチでは15ドル以上の価値のある話をします。また、それ以上の情報を聞き出したり。
アメリカに10年以上いますが、夜の接待を受けたことはほとんどありません(日本企業からの接待は除く)。記憶がないので、あったとしても数回でしょう。
きわめて健全。
私の職位がもっと上であれば、裏の世界へご招待なんてこともあるのかもしれませんが。
ちなみに、エグゼクティブレベルになると、平日でもゴルフ接待があるようです。
人のお金で飲み食いすると、責任が発生しますので、あまりしない方が良いですね。しかも、この不景気の世の中、大枚はたいて接待する営業の方々は、ただでは放してくれません。
7500人のGMの工場労働者が早期退職勧奨制度に同意
ニューヨークタイムズにこんな記事が載っていました。
7,500 G.M. Workers Accept Latest Buyout
7500人!
アナリストの予想をかなり上回る数字だそうです。
45,000ドルの退職金(のようなもの)が与えられるそうです。
たった45,000ドルの退職金で7,500人が退職するんです。工場労働者とは言え、少ないですね。
現在の工場労働者は、長時間労働で給与もかなり高いそうです(トヨタなどの日本車メーカと比較しても)。
作戦は、この長時間労働者を切って、労働賃金の半額ほどの労働者を雇いなおすと言うことらしいです。
記事にはそれ以上のことは書かれていません。
でも、思うに...
早期退職者が、今までの半額ほどの給料でまた工場に戻るんじゃないかと。
会社としては、熟練工を今までの賃金の半額で雇えますし、労働者側は給料は下がりますが、引き続き働くことができる...。こんな考え方はできないですかね。
どこもかしこも、あの手この手を使って経費削減に必死です。
ちなみにうちの経費削減策は、
・フリードリンク(ボトルウォーター)の廃止(まだジュース類は生きてます)
・食堂の補助カット
・出張時利用の航空運賃→エコノミー
・蛍光灯数半減(廊下とかトイレとか。オフィスも)
・月1度のフリーランチ取りやめ
・昇給半年先送り
この程度かな。これでとりあえずはやっています。
今の時期はじっとしているしかありません。
不況の中のベンチャー企業
今日は、以前一緒にある会社で働いていた人と昼食をしました。
その方、現在求職中。先月末にあるベンチャー企業でレイオフされました。
うちのような大きな企業では、われわれのような末端で働く人間には、ことの重大さがそれほど伝わってきません。つまり、会社の経営状況がいかに苦しいのか、ほとんど見えないと言うことです。
周りの状況を見ながら、「俺ところも、結構やばいんだろうなぁ」と思う程度。もちろん、大きなプロジェクトがキャンセルされれば、「やば!」と思いますが、それがなければ、どれほど悪いのかは全くわかりません。
ベンチャー企業の場合は、ご想像通り、会社の状況がすべて手に取るようにわかります。自分が、エンジニアであっても、マーケティングであっても、すべてわかります。風通しが良すぎるくらい。
その方の話によれば、去年暮れ辺りから経営状況が非常に悪くなり、今年になって、「アップアップ」状態。毎日のように資金繰りをどうするのかの話し合い。そして、現在のプロジェクトに影響が出ないように、少しずつレイオフ。
それでも安定しない...。もう少しレイオフ...。それでもだめ...。またレイオフ。これの繰り返し。
こうなると全ての従業員の気持ちが落ち込んでいき、さらに悪い状況に。負のスパイラルの中に全てが入り込んでしまいます。
そして...倒産。
私も、7,8年ほど前にベンチャー企業でこのような経験をしました。
倒産こそしませんでしたが、すべてが「負」、「ネガティブ」。
みんな、「次は俺の番だ。」と心の中で思っています。他の人間が切られると「良かった。でも次は俺かも。」
会社全体が「負」になると、不況以上に会社の状況が悪化してしまうでしょう。そして、倒産。
これを避けるためには、資金繰りも大切でしょうが、従業員の気持ちをいかに「正」に保つかにかかってくるのだと思います。
従業員が少ない分、大企業に比べれば、「正」や「負」に持っていくことは簡単だと感じるのですが。世の中そんなに甘くないと言われればそれまでですけどね。
暗い世の中、われわれだけでも「正」になるために、明るく振舞うべきでしょう。「あほか、お前...」って言われるかもしれませんね(笑)。