アメリカで住む場所を考える方法 生活費を見直す4つの判断
こんにちは、Masaです。
アメリカで住む場所を考える時、家賃や住宅価格を比較する人は多いですよね。でも、本当に難しいのは「今払えるか」ではなくて、「収入や家族の状況が変わっても払い続けられるか」です。
私はカリフォルニアで30年以上暮らし、65歳になってリタイアを意識し始めてから、同じ請求書の見え方が変わりました。この記事では、駐在、移住、他州への移動、帰国などを検討する時に使える判断軸を、生活者の目線で整理してみます。
カリフォルニア生活で感じた「維持費」の重さ
Costcoで買ってきたぶどうは、私の記憶では昔は約7ドル、今は約10ドルです。内容量も以前より少なくなったように感じます。ぶどう一つなら「今回は高いな」で済みますが、家計はぶどうだけではできていません。
私の暮らしでは、住宅保険、光熱費、家の修繕、害虫駆除、車、食費、医療、ペットのケアなど、複数の費用が同じ時期にじわじわ重くなっていると感じます。住宅保険だけを見ても、私の場合は昔の年約1,000ドルから今は年約2,500ドルになりました。これはカリフォルニア州全体の平均ではなく、私個人の記憶・体感と実際の支払いです。
住宅ローンが終わっても、保険や修繕費は続きます。「家を持っている」と「その家に長く住み続けられる」は別の話なんですよね。
住む場所を考える4つの判断軸
ここでは、住む場所を比較するための材料を4つに整理してみます。これは私が以前から実践してきた方法じゃなくて、今回のテーマを判断しやすくするための記事上の整理です。
1. 継続コスト
家賃や住宅ローンだけではなく、以下のような「暮らす限り続く費用」を合計してみます。
⚫︎ 住宅保険、HOAなど
⚫︎ 電気、水道
⚫︎ 修繕、庭の手入れ、害虫駆除
⚫︎ 車の保険、燃料、点検、修理
⚫︎ 食費、医療費、ペットのケア
安く見える家でも、車が必須であったり、維持管理の項目が多かったりすれば、合計は変わりますね。入口の価格だけではなく、毎月・毎年出ていく金額を見ることが大切だと思います。
2. 収入の可変性
次に見るのは、支出が上がった時に収入側を調整できるかです。現役中でも、収入をどこまで調整できるかは人によって異なりますね。一方、リタイア後は年金や貯蓄の取り崩しなど、使える範囲が見えやすくなります。
大切なのは年齢で一律に決めつけることではなく、自分の収入源が今後どう変わり得るかを確認することだと思います。
3. 代替可能性
費用が想定以上に増えた時、別の道を選べるかも確認してみます。
⚫︎ 今の家を小さくする
⚫︎ 同じ地域や州内で住み替える
⚫︎ 他州への移動を検討する
⚫︎ 車の台数や移動方法を見直す
⚫︎ 在米日本人なら帰国も比較対象に入れる
Michiganは私にとって個人的な候補の一つですが、万人向けの正解ではないですね。また、帰国は在米組が検討し得る一般的な選択肢であって、私自身の帰国計画を意味するものではないですね。
4. 数字に出ない価値
生活費が安い場所が、自分にとって一番良い場所とは限りませんよね。私が暮らしてきたカリフォルニアの地域には、過ごしやすい気候、海や山の自然、多様な人が暮らす開放感があります。長年築いた人間関係も、私には大きな価値があります。
反対に、移動すれば家族や友人との距離、慣れた医療、地域とのつながりを組み直す必要があるかもしれません。これは非金銭コストです。ただし、移動によって家族に近づく、新しいコミュニティと出会う、自分に合う暮らし方へ改善する可能性もあります。失うものだけでなく、得られるものも書き出すのがポイントです。
生活費を見直すチェックリスト
移住先や今の住まいを比べる時は、次の質問がポイントになると思います。
住宅費以外の継続コストを含めたか
収入が減る場合と支出が増える場合を考えたか
家、地域、車などを見直す代替案があるか
家族、友人、医療、気候、自然などの価値を書き出したか
移動で失うものと得られるものを両方比べたか
10年後、20年後にも無理なく続けられるか
住む場所は「将来の家計」と「数字に出ない価値」で選ぶ
住む場所の価値は、現在の生活費だけでは決まらないですよね。将来の収入・支出の変化を含めても維持できるか。そして、数字に出ない大切な価値を守れるか。この二つを一緒に比べることが、長く暮らせる場所を選ぶ第一歩だと思うんです。
YouTube動画では、カリフォルニアで私が感じてきた生活維持コストを、生活者の言葉で詳しくお話ししています。
👉 カリフォルニア、何もかも高すぎる ー 30年住んで分かった「暮らし続けるコスト」
Masaの独り言でした。

