そんな理由で別室送り?

今朝は薄曇りですが、もうすっかりこちらサンディエゴは春です!草花の新芽もほころび、春の花々も咲き始めています。

私事ですが、あと一週間ほどしたら飛行機に乗って日本に帰省する予定です。 人それぞれ、空港にはいろいろな思い出があるはず。空港なので別れの思い出の方が私は多いかな。 飛行機に乗るとなると思い出す苦い入国審査の経験をお話します。

そう、あれは2008年の年末、まだ遠距離恋愛中だった頃。今の主人はハワイでの仕事が決まり、移動したばかりで家も数日前に借り、荷解きとフィアンセビザの申請前に一度会って色々と進めるための渡米でした。

実はこれが初めてのハワイ。浮かれ気分で行った私に待っていた落とし穴。

ハワイのホノルル空港に到着し、少し蒸し暑く感じる中バスで移動中に彼に電話し「これから入国審査して行くから長くても30分くらいかしら?じゃ、後でね。」なんて会話を交わし、入国審査のカウンターの列に並ぶ。 暫く経ち、審査官に呼ばれすんなり行く物だと思い込んで挑んだ入国審査、質問に応え、指紋を取っていると審査官の様子がなんだかおかしい、私はてっきり指紋が取れないんだと思い込み、待っていると審査官が呼び出しボタンを押し、私に「あの係官のところに行ってくれる?」という。 ただ指紋採取が上手く行かないだけだと思っていた私、まだ余裕で言われた審査官のところに行く。

すると待っていた審査官、私に「こちらに来て。」と部屋へ案内される。

もしや、これがあの噂の、噂の・・・

別室送り??

別室に送られてもなんの心当たりも無い。先ほどの審査では

○婚約者に会いに来た、けどひと月で帰ります。帰りの航空券のプリントを見せる。
○婚約者ビザ申請前に一緒に書類を作成したい。

という、「今私は結婚して、ここに居座ったりしませんよ。」を猛烈にアピール。
これに関しては審査官フムフム聞いていただけ。

本当に他に何も心当たりが無い!!

椅子に座って待っていても心当たりがないから不安になるばかり、充電が切れそうな携帯電話で彼にメッセージを送る。そんなことをしていながらも「私、もう帰されるんだわ・・・」と思っていた時に係官に呼ばれ、別室にいる意味が判明。

話を聞くと「2001年に学生ビザ(5年)を取ったから」

ですって。

冷静に考えても、取得してから7年の月日が経ち、既に学生ビザは有効期限切れ、その当時のパスポートを使っていたわけでもなく、最後にアメリカ旅行したのは2006年の春。L.Aの空港では全く何も言われず、「L.Aに留学していたんだね、今回も勉強?」なんて会話をしたのを鮮明に覚えていたので、別室に送られた意味が言われても全く理解できない。

係官が「あなた、2回留学してるわね。1回目は何年の何月から何月までいたのか、2回目は何年の何月から何月までいたのかそれ答えられたらあなた行っていいわ。椅子に座って座って暫く考えていて、呼ぶから。」

えっ?! クックイズじゃん・・・?

いきなりそんなこといわれて、もちろんすぐに答えられるわけでもなく、手元にあった手帳に年表のような物を書き、整理して答えました。
そしたらその場ですんなり入国のスタンプを押して別室から出ることが出来ました。

今思い返しても全く理由が分からない。今は可笑しな体験談として話せるけど、あのは不安になり、顔面蒼白で「私このまま強制送還→結婚破綻→一生アメリカ入国できない」まで考えました。

それから次の入国(フィアンセビザ取得後)の時は万が一の為に小さな年表を作って入国しました。何も聞かれなかったけど。

それ以来、永住権を持っていても入国はビクビクしてしまいます。

暫くの間お休みします。では、また数ヵ月後に。

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2 comments on “そんな理由で別室送り?”

  1. 別室送り、僕は1999年にポートランドで経験しました。同じく学生ビザ取得の過去があるのに、なぜ今回は旅行扱いなんだ?みたいな。
    スランプで大学から引き揚げたかったのだが身辺整理がおわらなかった、という理由が認められるまで三時間。国内線の乗り継ぎはもちろん乗れなかったし、改めて航空券を買わされてまうし。
    次回入国は労働ビザになるので、帰りの日程は入り口の国際空港での一泊を予定してます。
    春の日本、うらやましいです。おきをつけて。

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