気がついてみれば...7月も早半ば。早い、早い...。
今年前半、何をしたか思い返してみても、良く思い出せない...。ただ、漫然と過ごしてきたのかもしれない...。
なーんて、ちょっとマジになったりして(笑)。
最近、ちょくちょくそんなことを考えたりするんですね。
「この歳になって、毎日、なーんとなく過ごしていて良いものだろうか。」
って。
恥ずかしながら、私の年齢も50に限りなく近くなってきました。
人生75年と考えて、「まだ、25年もあるじゃないか。」と考えてしまっては、その時点で進歩が止まってしまうような気がして。
思い返せば、20年ほど前、大学院を出て、会社に就職。前途有望な新入社員...ではなかったと思いますが、それでも、将来いろいろな可能性を秘めていたわけで。
「やったるで~」
みたいに燃えていた...と思います。
就職したのは大手自動車部品メーカー。地元愛知県でも有数の大企業...いや、今は世界的にも有名かも。
そんな会社に入社して、「ここででっかいことできたらいーなー。」なんて思った時期もありましたね。
今思い返してみると、
「いったい、自分は何のためにその会社で働いていたんだろう...。」
お金のため、自己開発のため、嫁さんを見つけるため、コネクションを作るため...、いろいろな目的があったんでしょうね。ま、若かったので、何でもがむしゃらにやってたんでしょう。
で、その10年後、その会社からアメリカ、サンディエゴに赴任。
このころは、「アメリカ人と格好よく仕事する」ってのが私の士気を高める要因でしたね。日本と電話会議するにも、アメリカ人と日本人の間に入って、格好よく指揮する...とか。
でも...その辺りから、ちょっと考え方が変わってくる。周りが十分に見えるほど、大人になったのかもしれませんし...、あるいは、外に出たので、今まで見えなかったものが見えるようになったのかもしれません。
「ん?」
と思うことが結構あるような...。
「何か違うんだよね~、よくわかんね~けどさぁ~。」
今まで、自分は多数の従業員の中の1人としてこの会社に存在してきて、何かしらわからないものにモチベーションを感じ、どこかしらわからないところに向かって進んでいるんじゃないかって...。
「俺って、何のために働いてるんかなぁ...。」
ちょっと不安を感じ始めたんですね。で、当然、次の興味は、
「じゃぁ、他のやつらって、何のためにこの会社で働いているんだろ。」
「どうして、あそこまで熱くなれるんだろう。」
とか。
ご存知のように、アメリカに来て10年で4社、会社を変わりました。ま、最初の方は、ビザの関係もあって、変わらざるを得なかったんですけどね。
会社を変わるたびに、「心機一転」、新しい気持ちでスタートします。最初は目標もしっかりしています。でも、数ヶ月も経つと、その目標もどこへやら。
「結局、俺は何をやっても意志が弱くて長続きしないのか...。」
何て思ったりもします。
「俺は、他の人とは価値観が違うから理解できないのかも。」
と言い訳めいたことを考えたりもします。
興味ありませんか?会社の同僚がどうしてそこで働いているのかって?
仮に、今、不況ではなかったとしたら、そこに留まっているかどうか、他に移るかどうか、聞きたくありませんか?では、どうして留まっていたいのか、あるいは、どうして動こうと思っているのか、聞きたいと思いませんか?
私の場合、副業がある今...と言っても、まだほとんど売り上げは上がっていないのですが...、本業であるエンジニアの仕事は、「家族を養っていくため」ですね。表裏なし、正直に、そう考えています。
自分の本当にやりたいことは、今、副業でやっているようなこと。
でも、もしそれ系の会社が私を雇ってくれると言ったとしても、そこに行くことはないでしょうね。
なぜかって?
それは、本当にやりたいことを、自分自身でやりたいから。自分の考えに基づいて、自分で方向付けをして、自分で行動して、その結果を見たいから。で、その結果に基づいて、自分で方向修正をして、自分で動きたいから。
結局、今働いている会社ではそれを実現することができないんです。自分にその力がないだけなのかもしれませんしね。
「自分で周りを動かせるほど、世の中そんなに甘くはない...」と言う人がたくさんいると思いますが、そんなことを言い続けていては、ちっとも前に進んでいけないような気がするんですね。
「暗くて危ないからこっちの道を通りなさい。わざわざ危ない道を通って近道しなくても良いでしょう。」
「こっちの方が楽だからこの方法を取りなさい。みんなやってることだから、間違いはないよ。」
いろいろと助言をしてくださる方がたくさんいます。
それで自分が満足できれば良いんですけどね。
最近満足できなくて。
何か謎めいた、訳のわからない話をしていますが...。
あなたは、何のために働いているんですか?
どうしてそんなに熱くなれるんですか?
何に満足しているんですか?
カテゴリー: アメリカ企業
あなたは何のために会社で働いていますか?
自己実現の方法
この不景気の折、経費削減のために、フリードリンクは撤去、廊下の蛍光灯は1つおき、トイレの殺菌用石鹸も撤去。けちけち作戦が続いていますが、そんな厳しい状況の中、おととい、会社でちょっとしたパーティがありました。
景気の良かったころは、パーティーの規模も大きく、出てくるものもかなり豪華だったのですが、振舞われたものは、「カップケーキ」と「シャンペンorアップルサイダー」。
最近リリースした携帯電話用のICの売れ行きが、予想を3倍以上も上回る受注で、生産が追いつかないとのこと。まだまだ受注は増え続けており、過去最高益を更新中...とか。
エンジニアの労をねぎらうため、アッパーマネジメント連中が企画したパーティー。
ま、死ぬほど働いてきた人間にとって、自分が携わってきた製品が世の中で良い評価を得ると言うのはうれしいことですね。その辺のお店に入ったときに、自分の製品が展示されているのを見ると、少し悦に入ったり。「あれ、俺が作ったの。」って感じで。
ま、ほとんどの人が、そのために働いているっていっても良いでしょうね。それがなければモチベーションなんか上がらないと思いますね。
自己実現の仕方はいろいろとあると思いますが、あなたの場合は何でしょう。
その昔、社会だったか倫理だったかの授業で、マズローの「自己実現理論」なんての、習いませんでした?「人間は自己実現に向かって、成長していく生き物だ」とかなんとか言うやつ。いくつか「欲求」があったと思います。
「自己実現の欲求」は、自分の可能性や能力を十分に発揮して、何かを達成して、成長したいと言う欲求ですよね。
あなたの場合は、何を達成すれば「成長した」と満足できますか?
人それぞれ、満足できるものが違うと思いますが。
何でしょう?
私の場合は...
どうだろう...
最近は「良いコネクション」かな。自分の将来につながるようなコネクションが出来たときに「『成長した』かな?」って思えるような気がします。で、そのコネクションから、ビジネスを作るとかの次の成長のためにがんばる。
どうでしょうか?
台風一過?
先週までの狂ったような忙しさとはうって変わって、今日は、朝から落ち着いています。体にはまだ若干疲れが残っていますが、ま、午後になればかなりよくなるでしょう。
われわれ技術屋部隊は、夜中働こうが、週末働こうが、次の日は、作業を続けたり、ミーティングに参加したりと、ほとんど休む暇がありませんが、部署によっては面白いことが起こります。
先週まで、昼夜をともにした(笑)ある部署の人間は、今週はほとんどOFF。部署の上司が、「今週は休んで良し!」としたとか。もちろん有休扱いにはなりません。
つまり、夜中、週末働いて休めなかった分、平日休んで良しと言うことです。もちろん、周りの状況を把握してからこのような支持を出していると思いますが。
休みなしのわれわれからすれば、「不公平」を感じるところですが、その辺りは「当たり前」のこととして捉えています。確かにうらやましい気もしますが、「休むと仕事がたまる」と言う気持ちを常に持っているので、「へぇ~、うらやましぃよな」程度で済んでしまいます。
さて、忙しくなる前にしっかりと休養を取ることにします。
昼寝良し、ネットサーフィン良し、友達としゃべるも良し。仕事はリラックスしながらすべきですね。忙しくてもリラックスできるような進め方ができればベストです。
がんばりましょう。
I’m dead busy…
かなりご無沙汰してしまっておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
家の方は、子供たちがsummer breakに入って、毎日出かけまくっています。
私の方は、毎日、「くそ」忙しく、週末も働かなければならないような状況です。
幸か不幸か、ノートパソコンを家に持ち帰って、家から会社のネットワークに接続できるので、朝晩を問わず仕事が出来てしまいます(涙)。
家族とくつろごうと思うと、携帯が鳴ったり、メールが入ってきたりで、常に後ろから誰かにつつかれているようで、気分がよくありません。外出しても、携帯は常にハンズフリーモード。電話が鳴れば、「悪い、今外出中だから、30分待って。」とか何とか。
ま、忙しいことは良いことですが、同じプロジェクトのメンバーと歩調をあわせて動かなければならないのは、ある意味つらい部分がありますね。
自分ひとりでやっていれば(できるような量ではありませんが)、人を待つ時間が必要なくなりますから。ロスタイムもかなり少なくなるはず。
でも、これはグループで働いている場合に必ずあることですから、仕方がありませんね。
今朝、ヨーロッパに出張中のうちの上司からメールが入って、「午前中にミーティングを設定しろ」とのお達し。「われわれのスケジュール上に乗っていないようなことをやる時間はない」みたいなことを暗に含ませて返信してしまいました。査定に響くかも(爆)。
あと1週間ほどの辛抱で、とりあえず第一波は乗り越せそうです。