カリフォルニアでCELDTテストを受ける

CELDT2こんにちは、Maki-Kです。

去年の9月に娘がKindergarten(キンダー・日本でいうと幼稚園の年長)に行き始めたと思ったら、あと3ヶ月でキンダーも終わり。登校日だけ数えると正味2ヶ月というところ。あっという間だった。いやまだ終わってないけど。

キンダーは義務教育ではないとはいえ、多くの子供にとってはキンダーが学校生活の始まりなので、キンダーへの入学は一つの大きな区切りなのです。まぁその割には入学式などもなく、さらっと始まっちゃうんですけどね。

さて今日は、去年娘がキンダーに入学したときに受けた、CELDT Test(セルト・テスト)の話をします。

CELDTテストとはCELDT=California English Language Development Testの略で、カリフォルニア州が実施している英語言語力発達テスト。キンダーから12年生までが対象です。これからアメリカの小学校に子供が通うという方は、必ず関わってくるテストです。CELDTはカリフォルニアのテストですが、どの州でも同種のテストが実施されていると思います。

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この英語のセルト・テスト。
アメリカに駐在として日本からやってくる家族の方には、実は結構おなじみのテストかもしれませんね。

ところが、私はセルト・テストのことをまったくもって知りませんでした。
娘の入学手続をしてしばらく後に電話がかかってくるまで。

「りんりーん♪ お宅の娘さん英語のテスト受けないといけません。テストの日は8月6日です。」
「ええーー!?」

英語ネイティブの彼女がなぜ英語のテストを受けなければならない(驚)!?
ほんでもって、なんでまだ学校にも行ってないのにいきなりテストなのー(怒)!?

アメリカで生まれて育って、ごくごく普通に英語を使う生活をしている彼女が、英語力のテストを受けなければならないとは、思っても見なかった私。不意打ちを食らった感じです。

軽くパニクりながらCELDTテストなるものをインターネットで検索。。。
日本語での情報、ほぼなし。かっくし。
英語で検索してみました。

California Department of Educationのウェブページによると

”Students in kindergarten through grade twelve whose home language is not English are required by law to take an English skills test. In California, the test is called the CELDT. This test helps schools identify students who need to improve their skills in listening, speaking, reading, and writing in English. Schools also give the test each year to students who are still learning English.”

キンダーガーテンから12年生の生徒で、家庭で英語以外の言語を話す生徒は、法律により英語のテストを受けなければなりません。カリフォルニアではそのテストはCELDTと呼ばれます。英語のリスニング力・スピーキング力・リーディング力・ライティング力を向上させる必要のある生徒を、学校が把握するためのテストです。学校はまた、英語習得中の生徒に対して毎年このテストを実施します。

なるほど、家庭で話している言葉が英語以外だとテストを受けなければいけないのか。
でも、家で何語を話してるかなんてどうして分る??

・・・・あ゛~、あれか。

そういえばキンダーの入学手続をしたとき、に”Home Language Survey(家庭言語調査)”というものがありました。アンケートの質問は以下の4つ。School district(学区)によって多少文章が違うようですが、問われる内容は変わりません。

1.Which language did your son or daughter learn when he or she began to talk?
(お子さんが話し始めた時にどの言語を学びましたか?)

2.What language does your son or daughter most frequently use at home?
(お子さんが家庭内でもっとも頻繁に使う言語は何ですか?)

3.What language do you mostly speak to your son or daughter?
(あなたは主にお子さんどの言語で話しかけますか?)

4.What language is spoken most often by the adults at home?
(家庭において大人はどの言語を最もよく話しますか?)

このSurveyの答えに”English”以外の言語が書いてあるとCELDTテスト対象者になるのですね。学校の先生が様子を見て決めるんじゃないんだ。。。

うちの娘は日英のバイリンガルなので、しっかり”Japanese & English”とすべての項目に書いた私。この”Japanese”が余分だった・・・。

と言うわけで、英語ネイティブなうちの5歳の娘、英語のテストを受けることになりました。
彼女のクラスメートになるだろう同年の子供たちと、全く遜色ない英語を話すのに、彼女はテストを受けなくてはいけなくて、他の子は受けなくていいなんて。。。なんか不公平~。

だいたい、どんなにできる子供だって、テストと言う特別の場面でそれを発揮できるかどうかは別問題だし。しかもまだ5歳よ。それにこれから学校へ行ってアルファベットのAから教えてもらうって言う子供に、なんで読み書きのテストをするんだよ(怒)!

そしてもしこのテストにパスしなかったら、また来年受けなきゃならないんだよー。←これが一番めんどい。

多少の、いやかなりの不満が残りますが、まぁしゃあない。
ここはアメ10のブログのネタができたと割り切って、CELDTテストについてリサーチ。リサーチ。

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以下、リンクをクリックすると新しいページでサイトが開きます。CELDTについてもっと知りたい方は是非閲覧してください。

■まずは前出のCalifornia Department of EducationのCELDTのページ。http://www.cde.ca.gov/ta/tg/el/

■こちらはCELDTテストの資料がそろっているページ。School DistrictやStaff向けですが、保護者が知りたい情報もたくさん載っています。
http://www.cde.ca.gov/ta/tg/el/resources.asp

■上記の資料ページの中から保護者向けのパンフレットはこちら。CELDTテストについて分りやすく書いてあります。http://www.cde.ca.gov/ta/tg/el/documents/celdtinfobroch12-11.pdfCELDT5

うちはこれをSchool districtがアレンジしたものが郵送で送られて来ました。

以下パンフレットより抜粋。

What is the purpose of the CELDT?
The purpose of this test is to:
◗Identify English learners in kindergarten through grade twelve
◗Measure their skill level in English
◗Check their progress in learning English each year
テストの目的は?キンダーから12年生までのEnglish learner(英語習得中の生徒)を把握するため。英語力を測るため。一年の英語習得の経過をチェックするため。

Who must take the CELDT?
All students in kindergarten through grade twelve, whose primary language is not English, must take the CELDT. These students must take the test within 30 calendar days after they start at a California public school for he first time. The CELDT also must be given once each year to English learners until they have learned the skills in English needed to complete their schoolwork.
CELDTを受けなければいけないのは?キンダーから12年生で、母語が英語以外の生徒はCELDTを受けなければならない。テストは、該当生徒がカリフォルニアの公立学校へ通い始めた日から30日以内に実施されなければならない。English learnerは学校で必要な英語力をつけたと判断されるまで、毎年テストを受けなければならない。

What does the CELDT cover?
The CELDT covers listening, speaking, reading, and writing for all grades tested.
CELDTテストの範囲は?テストはすべての学年でリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングをカバーする。

Who gives the CELDT?
Only trained staff can give the test. In kindergarten, all parts of the test are given to each student one at a time. In grade one, the Speaking, Reading, and Writing sections are given to each student one at a time. The Listening section, however, may be given to groups of students. In grades two through twelve, the Speaking section of the CELDT is given to each student one at a time, and the rest of the test is given to groups of students.
試験官はだれですか?訓練を受けたスタッフのみが試験官になる。キンダーではすべてのパートにおいて、一人づつテストが行われる。一年生ではスピーキング、リーディング、ライティングは一人づつ、リスニングはグループで行うこともある。2~12年生はスピーキングのみ個別に行われ、それ以外のセクションはグループで受験する。

How long does it take for students to complete the CELDT?
The CELDT is not a timed test. In kindergarten and grade one, each section of the test takes about 15 to 30 minutes for each student to complete. In grades two through twelve, the Speaking section takes about 10 to 15 minutes to complete. The Listening, Reading, and Writing sections combined take about two hours. The Writing section may be divided into two sessions.
テストに要する時間は?CELDTには制限時間はない。キンダーと1年生では一つのセクションを終了するのにに15-30分程度。2~12年生はスピーキングに10-15分。それ以外のセクションはまとめて約2時間かかる。ライティングは二回のセッションに分けられることもある。

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■そしてこちらはCalifornia Department of Educationのサイトより、CELDT Released Test Questions(公開されているCELDTテスト問題)。どんな問題か分るだけでなく、試験管がどのように質問をするかや採点の基準も書かれています。
http://www.cde.ca.gov/ta/tg/el/documents/celdtrtqs9-2012.pdf

CELDTうちではこれをダウンロードしてプリントアウトし、試験管と生徒のパートに切り分けて、パパと一緒に練習させました。

当日緊張しないように。予行演習、予行演習。

 

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さて、テスト当日。
朝早く、家族そろって指定された学校へ行きました。
キンダーなのでテストは一人ずつ、試験管と一対一で受けます。同じ時間にやってきたのも私たちとあと一組の家族だけでした。フレンドリーな先生がやってきて、娘をどこかの教室へ連れて行きました。1時間はかかると言われたけれど、さぁて彼女の集中力がそこまで続くかなぁ。。。

テストが終わって出てきた娘。
どうだったー?
「楽しかったよー。CATとCANは書けたけど、BEARは書けなかった~」
いや。CATとCANが書けたら上等でしょう。っていうか、BEARなんて一年生でも書けないかもじゃん!どんなテストをキンダーにこれから行く子にやらせてるんじゃ!←ちとお怒り。

さて、CELDTテスト。学校が始まってから30日以内に実施されると言うことで、学校が始まってからやるところが多いようですが、うちのディストリクトはなぜか学校が始まる前の夏休み中に実施されました。結果が出るまで2ヶ月くらいと言われてましたが、結果が郵送されてきたのは11月。

CELDT7←こんな感じの
Student Performance Level Reportなるものが届きました。
ドキドキ。

 

 

 

 

テスト結果は
Advanced
Early Advanced
Intermediate
Early Intermediate
Beginning
の5段階に分かれていて、上二つのレベルに入っているとFluent English Proficient(流暢な英語力がある)、下の三つのレベルに入っているとEnglish learner(英語学習者)と振り分けられます。

娘の結果は、Initially Fluent English Proficient(IFEP・最初から流暢な英語力がある)。英語学習のプログラムは受けなくてOK、と言うことでした。

最初に受けるCELDTではなく、二回目以降にFluent English Proficientと判断されると、Reclassified Fluent English Proficient(RFEP・流暢な英語力があると再分類された)と呼ばれるようです。

どちらも次の年からCELDTテストは受けなくても済むのですが、二年間は学校での成績がモニターされると書いてあります。

テストの結果English Learner(EL)に分類されると、学校で普通の授業に加えてELS(やELDなどと呼ばれる)クラスに入って、英語を勉強することになります。ELSのクラスが別に用意されている場合もあるし、ELSを教える資格を持っている先生の通常のクラスに入るだけの場合もあるし、English Learnerの英語習得をどうサポートするかは、学校によってずいぶん違うようです。この辺、またリサーチ要。

さて、これから文字を習う子供にライティングのテストなんて!っと怒っていた私ですが・・・

このレポートに書いてあるところによると、キンダーと一年生はリスニングとスピーキングがそれぞれ45%づつ、リーディングとライティングはそれぞれ5%の比率でトータルの結果が計算されるそうです。そりゃそうだよな。。ということはリーディングとライティングはあまり一生懸命やらなくてよかったか~。

英語力だけじゃなく、人見知りするとか、なれない状況ですごく緊張するとか、そういう性格だと評価が低く出てしまうだろうこのテスト。でもそういうのも含めての語学習得ですもんね。学校でしっかりサポートしてもらって、授業も友達との遊びも楽しんで欲しいです。

アメリカで暮らす母語が日本語の子供たち。
がんばれー! 

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