最近、うちの子供たちが通うハイスクールである事件が起こりました。
ある生徒が学校のコンピュータをハッキングして、生物のクラスの成績を書き換え、さらに、テスト問題なども盗んだとのこと。
このクラス、AP(Advanced Placement)クラスと呼ばれ、大学レベルの授業を高校で履修できると言うもの。クラスを取っている生徒たちのレベルもかなり高く、ほとんどの生徒たちは大学を目指しています。
他の州のことはよく知らないのですが、少なくともカリフォルニア州内では、UCバークレー、UCLA、UCサンディエゴなどの有名な大学が、入学のための必要条件として、最低でもこのAPクラスを2つパスしていることが義務付けています。ですから、ハイスクールの優秀な生徒たちは、良い大学に入るためにこのAPクラスを受けているのです。
そのクラスの8人が事件にかかわったとのこと。彼らはうちの息子と同じ11年生(ジュニア)。APクラスを取っているくらいですから、成績も優秀なはず。
我々から見れば、「なぜ、そこまでして...」、「見つかることなど分かっているはずなのに...」、「こんなことで自分の一生を台無しにして...」。
ローカルニュースでは、生徒や父兄のコメントを取り上げているのですが、皆ほとんど言っていることは同じ。
「学歴偏重の社会がこのような事件をますます増加させる」、「親、学校の子供たちへの過度の期待が子供たちをこのような犯罪に向かわせる」。
学歴偏重社会である日本で育った私たちから見れば、アメリカは教育に関してはまだまだかなり生ぬるく見えます。が、一歩社会に出ると、そこは日本以上に学歴社会。そんな将来を見て、子供たちはこのような犯罪に走るのでしょうか。
この8人の子供たち、当然退学処分。学区内にあるハイスクールへの転校も許されないほどのかなり大きな懲罰を受けました。「犯罪」の烙印を押されて、将来どう生きていくのでしょう。
非常に考えさせられる事件でした。
カテゴリー: アメリカ生活
High School Students Suspended After Cheating Scandal
暑い!
いや~、この暑さには参ります、ほんと。
外の気温は華氏99度。摂氏に直すと、37.2度。まだ4月下旬と言うのに、すでに真夏の暑さです。先週の金曜日からこの暑さが続いています。
先日土曜日は、子供のハイスクールのトラックミートがあり、サンディエゴの南のハイスクールに応援に行ってきました。トラックミートは、トラックの荷台の肉(笑)のことではなくて、陸上競技大会のこと。陸上競技のことを英語ではTrack and Fieldと言いますよね。
午前中から、じりじりと照りつける太陽の下で、競技を見ていました。日本人とは体感温度が全く違うアメリカ人でさえ、この暑さに参っていました。
おかげで週末は完全に夏ばて。何もやる気が起こりません。
さらに、花粉症が追い討ちをかける。
夏ばてと花粉症が同時に起こるって珍しいですね。南カリフォルニアならではですかね。
明日からは少ししのぎやすくなるそうですが、今からこれじゃぁ、これから夏に向けてかなり不安を感じてしまいます。
ガンバろっと。
ミクスィ
悪質ないたずらが流行っているようです。
巷では、mixiiから迷惑メールが出回っているそうな。
よーく見ると、mixiではなくてmixii。
アダルトサイトに誘導するとか、ありもしない話をして読み手を騙したり。
しかし、mixiiなんて名前、よく思いついたもんですね。
その昔は、Adidasじゃなくて、Adidosとかあったのを思い出しました。3本線の太さが微妙に本物と違っていたりして。結構笑いのネタにもなりましたよね。他にもいろいろとあるみたいですね。
SONY –> SQNY
PlayStation —> PolyStation
adidas —> adadas
Puma —> Fuma
この手のものは、大概中国とか香港とかから流れてくるものが多いようですね。
笑えました。
親父バンド、ギグる
つい先日、アメリカに来て初めてギグをしました。ギグと言ってもライブハウスじゃなくて、スタジオを借りて自分たちで勝手にわいわいやりました。
ことの発端は、会社で仕事中に、ひょんなことから私の隣のオフィスにいるBill(多分50歳は過ぎています)が、「最近ギター練習してないんだよなぁ~。腕がなまっちゃうよ。」とぼそっともらしたのを、私が聞いたこと。
私「あれ?Billって、ギターやってるの?」
Bill「うん?まぁね。趣味程度だけど。」
私「どんな音楽?」
Bill「ブルースなんか最高だよね。」
私「えー、じゃぁ、エレキギターなんか弾くんだ。」
Bill「まぁ、それほどうまいとは思わないけどね。」
私「実は俺も。ブルースじゃなくて、どちらかと言うとハード系だけどね。」
Bill「おお、Masaもやるの?じゃぁ、今度スタジオ借りてギグらない?」
私「でも、ドラムとか他はどうする?」
Bill「実は、Simon、ドラム出来るんだよね。彼にはいつかやろうって話、してあるから。あとはベース。」
私「ああ、ベースなら、すぐそばにいるよ、プロ級のやつが(笑)」
Bill「え?誰、それ?」
私「Kevin。彼、自分でバンドやってて。ボーカルもプロ級。」
Bill「おお、じゃぁ、すぐにでも出来そうだよな。やろうやろう。Simonがスタジオ予約してくれるから。あと、Rajeevもバリバリのブルースマンだから彼も誘うよ。」
と、話したのが、今から半年も前のこと。
で、先日ようやく、初ギグが実現しました。ギター3人、ベース兼ボーカル1人、ドラム1人、計5人。「オールマンブラザーズバンド」じゃなくて、「オールドマンブラザーズバンド」かな。
正直、アメリカのスタジオは初めての経験。行ってみて驚き。オフィス街の一角。オフィスビルの一部をスタジオとして使っています。
防音は?多分、壁と壁の間に消音材か何かを入れているだけだと思います。普通のオフィスですから、窓もあるわけで。窓にはカーテンのみ。2重窓にはなっていません。
オフィススタジオには、ボーカル用のPA、ギターアンプ2台、ベースアンプ1台、それにドラムセット。どう言うわけかホワイトボードが1つ。
アンプ類はかなり良いものを使っていました。
正直言うと、私、社会人になって数年バンドをやっていたのですが、最近はぜんぜん。この日15年ぶりくらいにギターに触りました。当時かなり分厚かった指の皮も、今じゃ薄くてソフトになっていますから、弦を押さえるのも結構大変。痛くて...。
他の連中は、ほとんど現役でやっているようですから、スタジオに入るや否や、アンプやエフェクターをセットして、いきなり演奏を始めました。Billはもうノリノリ。ブルースを弾きまくっています。
皆、アメリカ人なので、80年代、90年代のロックやブルースはよーく聞いているようで、
Bill「XXやらない?コードは●、○...。簡単だろ?」
私以外「ああ、知ってるから出来る。やろう、やろう。」
私「そんな曲、聞いたことないよ。ま、みようみまねでやるから、やってみてよ。」
と言う感じ。
そんなこんなで、丸々3時間。ぶっ通しで弾きまくりました。Bill叔父さん他、3名もかなり満足した感じ。1時間当たり20ドルのスタジオレンタル料ですから、3時間で60ドル。5で割って1人当たり12ドル。日本じゃ考えられない値段です。
私「じゃぁ、次はいつやる?」
Bill「少なくともひと月に1回ペースではやりたいよな。じゃぁ、来月の中ごろにまたやるか。Simon、予約頼むな。あと、Masa、次までにしっかりと曲、覚えてこいよ(笑)。」
私「もちろん!」
とても楽しいひと時でした。
Shotgun by Kevin
夏時間(Daylight Saving Time)
今日からDaylight Savingが始まりました。一昨年までは4月からだったのですが、去年から3月半ばから始まっています。
正確に言うと、今日の午前1:59の次に2:00になるのではなくて、3:00になります。要するに今日、3月9日は24時間ではなくて、23時間になります。
Daylight Savingの始まりはいつも辛いんですよね。日曜日、いつもなら8時ごろまで寝ているのですが、それが7時起床と言うことになりますから。1時間の差は大きいです。
また、最近は朝6時ごろには、空が白み始める時間なのですが、今日からは、真っ暗。7時ごろようやく白み始める感じでしょう。
明日から平日営業になりますから(笑)、6時起き。と言うことは、しばらくは5時起きになります。かなり辛い...。