判決下る


2ヶ月ほど前に、私の住むRancho Bernardoにあるコミュニティパークで、性犯罪者によるハイスクーラーのレイプ殺人事件があったことをお話しました。


性犯罪者が...


その、ジョンガードナーに対する判決が昨日お昼に下りました。


At sentencing, families unleash rage at murderer


無期懲役


それも、2 consecutive life sentense


さらに、昨年12月、同じ場所でのレイプ未遂事件に対する判決も。


懲役25年


さらに、さらに、それ以前に働いた悪事の数々への判決。


懲役24年


さて、ジョンガードナー、いったいいつ刑務所から出てこられるのでしょう?


2回連続の終身刑+懲役25年+懲役24年=???


つまり、この方、次に生まれ変わって出てきても、まだ、刑務所の中。さらに、その次に生まれ変わって出てきても、まだ、刑務所の中。ようするに、ただの終身刑ではなく、限りなく死刑に近い無期懲役(?)。


もともと、この人、死刑は免れないほどの重罪を犯したのですが、犯行を供述することを条件に、終身刑になったとか。その辺りちょっと理解できませんな。


判決が下る前、法廷でこの事件の犠牲になった2人の生前のビデオが流されたそうですが、それを見て、ジョンガードナーは涙を流していたとか。なぜ?


法廷で、2人の犠牲者の両親が、ジョンガードナーに向けて、メッセージを与えたそうで。


「私の娘が味わったのと同じ『恐怖』を、毎日あなたに味わってもらいたい」


「私の娘はまだこの世に存在しているけど、あなたはもう存在しない。」


などなど。


また、この事件によって、チェルシーズロー(Chelsea’s law)なる法律もできることか。一度性犯罪を犯すと、からだの中にGPSを埋め込まれ、24時間常に監視されます(だったかな...じゃなかったかな...)。


女性の方々、特に若い方々は気をつけるようにしましょう。見た目にはやさしいお兄さん、おじさんかしれませんが、彼らは仮面をかぶった性犯罪者なのかもしれません。

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アメリカ バルーン事件判決出る!

アメリカ_バルーン事件判決


例のバルーン事件の判決が出たようです。日本語のニュースはまだ出ていないようです。ちょっと優越感を感じるかな(笑)。


判決を見ると、かなりの情状酌量された感じ。世間を騒がせた罪は重く許されませんが、小さな子供3人を抱える父親、母親。裁判官も今回は大目に見てくれたのかも。


まず、父親のリチャード・ヒーン。30日間の拘置。その後、60日間は外での労働が許されます。夜は拘置所で過ごすこと。さらに100時間のコミュニティーサービス。


母親のマユミ・ヒーン。20日間の拘置。ただし、父親のリチャードの「お勤め」が終わった後。それも、かなりフレキシブルで、10週間、週末を拘置所で過ごすと言うもの。つまり、片親が拘置所にいても、もう片方が3人の子供の面倒を見ることができると言うことです。さらに、120時間のコミュニティーサービス。


双方とも、執行猶予4年。


この判決の条件として、「今後、少なくとも4年間は、この事件から発生するいかなる利益も受け取らないこと。」だそうです。


このマユミさん。まだアメリカ市民ではないようです。永住権を持つ人も含めて、外国人がアメリカ国内で犯罪を起こした場合、自国へ強制送還されるのが普通ですが、今回の場合、マユミさんの家族に献身的に尽くしている日ごろの行いがよかったようですね。


裁判官は、今後、この事件を模倣する人間が出ないよう、これでも、かなり厳しい判決を下したとか。


Hoax(悪ふざけ)も度が過ぎるとよくありません。やめましょう。




From Ed Andrieski/AP

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出版不況?


出版不況の世の中と言われますが...。



本、読んでますか?



どんな本、読んでますか?マンガ本?自己啓発書?物語?



どんな形の本ですか?印刷され製本された本ですか?それとも電子ブック?オーディオブックですか?



いつ読んでますか?通勤時?会社の休み時間?寝る前?



どこで読んでますか?通勤時の電車やバスの中?食卓?ベッドの中?



今まであまり気にしなかったのですが、アメリカ人(と言うかアメリカに住んでいる人)ってどんな本をどこでいつ読んでいるのかなぁと考えてまして。



アメリカに来たことのある方はご存知だと思いますが、こちらの本屋さん、たいてい、スターバックスなどのちょっとしたコーヒーショップを併設してまして。コーヒーを飲みながら、その辺にある本を「ただ」で読むことができるようになっています。



最初は少し面食らったのですが、コーヒーショップに陣取って、机の上に本を5、6冊積んで、コーヒーを飲みながら読みふけっているんですね。読み終えた本はもちろんもとあった棚に返します(返さない人も結構いるようですが)。日本で言う「立ち読み」ですね。机に座って、コーヒーを飲みながら出来るってことが大きな違いです。



本屋さんで読んでいる人も多いですが、大量に買って、家で読んでいる人も多いようですね。驚くのは、3、400ページもあるような分厚い本を2、3冊かかえて、レジの順番待ちをしている人が結構いること。



「こんなにたくさん読むのか...」と、感心してしまいます。



ニューヨークやロサンジェルスなど、大都市近郊に住んでいる人たちは、通勤時の電車の中とか、バスの中とかで読むんですね。少し前にニューヨークに旅行に行ったときに、地下鉄の中で本を読んでいる人をよく見ました。iPodで音楽を聴いている人の方が多かったかな。



カリフォルニアは車通勤が多いので、通勤時に本を読むってことはほとんどないでしょうね。オーディオブックを聴きながら通勤している人も結構いるようです。



あとは、ラップトップパソコンとか、スマートフォンなんかに、アドビのpdf形式の電子ブックをダウンロードして、それを読むとか。分厚い本を何冊も持ち歩く必要がないので、最近流行っているようです。



また、最近、アマゾンドットコムで、「キンドル」と言う電子ブックを読むための専用のデバイスが登場しました。日本では、ソニーや松下が数年前に市場に投入したのですが、まだ時期尚早だったのでしょうか、ほとんど売れることなく生産終了になりました。でも、最近、アメリカでちょっとした「キンドル」ブームとか。本当かどうか知りませんが、アマゾンドットコムでキンドル向けの電子ブックを購入する人がどんどん増えているとか。



世界的な出版不況と言われて久しいですが(1990年代半ばころからですか...)、思うに、「紙」を媒体とする出版に不況が訪れているんではないかと。



出版業界って、結構古くからありますよね。古くからのしきたりに則って、ネタを仕入れ、校正し、製本し、取次ぎ業者を通じて一般書店へ流す。これが当たり前と考えている。



インターネットや、携帯電話が普及し、紙の本の存在価値が以前よりも薄れてきている。それでもなおかつ旧来のやり方を通して商売をする。倒産が多いのもうなづけます。



アマゾンは言うまでもなく、アメリカ書籍小売店では老舗中の老舗、Barnes & Noblesも電子ブックへの大々的な参入をアナウンスしています。



これからは、「紙」ではなくて、「データ」ですね。



これからそんな出版業界で面白いことをしようと考えています。



何が起こるか...。

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