アメリカで出産 【小児科医を選ぶ】

こんにちは、Maki-Kです。

私のアメリカでの妊娠・出産の体験を数回に分けてお届けするアメリカで出産シリーズ。アメリカで初めての出産を控えている妊婦さん、将来的にアメリカで子供を産もうと考えている方、どうぞ参考にしてください。

第4回目の今日はは小児科医選び(Choosing a pediatrician)です。
第1回目の【両親学級】、
第2回目の【母乳教室】、
第3回目の【ホスピタルツアー】はこちら。

アメリカでは小児科医に限らず、かかりつけのドクターが決まっていて、定期健診はもちろん、何か難しい病気になったときもまずそのドクターに診察してもらった上で、ドクターが紹介する専門医のところへ行く、というシステムになってます。

どのドクターをかかりつけにするかは、保険にもよりますが、我が家の場合は保険会社が指定しているドクターの中から選ばなければいけません(日本みたいに、あそこの医者はなんか感じが悪かったから、今日はこっちの病院に行ってみよ~、というわけには行かないんですね)。

選択が保険会社が指定する中で限られるとは言っても、ドクターの数も多いし、医療の質は特に心配ないので、私は不便を感じません。ただやはり保険の種類によって行けるクリニックが限られていると、たとえば転職して会社が変わり保険が変わると、今までかかっていたドクターはその保険の適応外なので違うドクターを探さなければいけない、ということも出てきます。このパターンは私の周りでは良く聞きます。これはやっぱり面倒ですね。

さて、タイトルの小児科医選び。

アメリカではbabyが生まれる前に、かかりつけの小児科医を決めます。

上記のように保険のこともあるし、子供のために良いお医者さんを選びたいし、すこし時間のかかるプロセスです。

1.まず保険会社(雇用を通して保険に入っているなら雇用主の保険担当者)に子供が生まれてくるので小児科を探したいと連絡します。

子供をその保険でカバーするということで、ペイパーワークがあると思います。

2.めぼしをつけた小児科医に連絡。子供が産まれるので小児科医を探している旨をつげ、ドクターとの面接のアポイントをとります。

このドクターのオフィスでも保険が適応できるかどうかは、チェックするので、1と2は同時進行な感じです。

どうやって良いドクターにめぼしをつけるか??

ずばり口コミ。

子供がいるご近所さんに聞いてみる!これが一番確実です。多分良いお医者さん情報も、あの医者はだめだー的情報も教えてくれると思います。私もご近所さんと友達からの情報で今のドクターに決めました。すごく評判が良いドクターがいても、新しい患者を受け付けていない場合もあったりして、まぁこれは残念。そのドクターから他のお勧めドクターを紹介してもらうのも良いでしょう。

ドクターが良いドクターだというのも重要ですが、家から近いかどうかも小児科医選びの重要ポイントです。

2ヶ月6ヶ月毎の定期健診に加えて、子供は良く病気にかかる。子供が産まれたら頻繁に小児科医に行くことになるので、あまり遠くにあると大変。

3.ドクターを面接。

この面接はprenatal visitやprenatal pediatric visitと呼ばれ、親になる予定のプレパパ・ママがドクターをインタビューします。ドクターはインタビューされる側です。

ドクターの人となりも重要ですが、他にも前もって聞いておきたいことはたくさん。

●予防接種について(例えば数本のまとめ打ちでなくて一本ずつしてもらえるかとか)
●通常の営業時間(検診の予約の取りやすさや、病気になった時にはどれくらいすぐ見てもらえるかなど)
●営業時間外の対応(on callのナースがいるのか、ドクター自身が電話で対応するのか)
●大きい病院に行かなければならないような症状のときはどの病院と提携しているのか
●定期健診の頻度
●母乳育児への考え方

などなど。。。オフィスが清潔かどうか、受付の対応は良いか、チェックするところはたくさんあります。

質問し忘れがないようにメモを準備していきましょう。

※以前も書きましたが、アメリカでは医者はサービス業。ドクターは大概感じのいい人です。そうでなければ患者さんが来てくれません。ドクターはコミュニケーション重視で、良くこちらの話も聞いてくれ、上手に説明をしてくれます。

4.気に入ったらそのドクターに決める。→事務手続きへ(ドクターのオフィスや保険会社のペイパーワーク) 

面接したドクターが気に入らなかったら、また違うドクターを探します。
いづれにしよその場で決めなくて良いので、後でオフィスに連絡しますと言って帰ってきたらOKです。

私達の場合は、小児科医選びはスムーズだったんですが、保険のペイパーワークが遅くなり、実際に娘が私達の選んだドクターにかかるようになったのは生後二ヶ月になってからで、それ以前は保険会社指定のドクターのところ(遠かった!)まで通っていました。なので、ペイパーワークはお早めに。

以上、小児科選びについてでした。 

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