日本の体罰、アメリカの体罰

こんにちは、Masaです。

 

今日は、日本とアメリカの体罰について語ってみたいと思います。

 

このブログでも以前、体罰について取り上げたことがあります。

 

アメリカで体罰を考える

【アメ10 Vlog】アメリカで体罰について考える

 

その昔、私が子供の頃は、親や先生の体罰は当たり前のものでした。私も小さい頃は「悪い子」の部類に属していたので、親や先生によく怒られたものでした。ビンタ当たり前、グーで横殴りも当たり前、蹴飛ばされるなんて日常茶飯事、挙げ句の果ては、みんなの前でパンツめくりでお尻を披露。もう、先生の体罰はすごかった。

 

でも、今は、日本では体罰禁止なんですかね?先生が子供にビンタとかグーで殴るとかしたら、大変な騒ぎになるんですよね?それこそ、親に怒鳴り込まれて、間違いなく教育委員会の議題として取り上げられるとか。挙げ句の果てには、その先生、停学になったりして(先生なのに?笑)。

 

さてさて、日本とアメリカの体罰についての文化や法律には、いくつかの違いがあるようです。

 

文化的背景を比べてみると…

 

日本は、伝統的に、教育や家庭内でのしつけには体罰が含まれることが一般的。でも、最近は子供の「人権保護」の点から、体罰が非難される傾向にありますよね。

アメリカの場合、昔は、日本と同様、家庭とか学校での体罰が一般的だったようです。でも、今ではやはり日本同様、多くの州や地域で体罰は非難される傾向にあります。

 

さて、じゃぁ、法律的背景を比べてみると…

 

日本は、2019年に子供の権利条約への対応として、子供の虐待の防止に関する法律が改正されて、親権者が子供に対して行う体罰が禁止された…ということです(インターネットより)。

アメリカの場合、多くの州と特に都市部では、学校での体罰は禁止されているようです。これらの地域では、非暴力的な方法での問題解決や規律の維持が重視されているとのことです。でも、一部の州、特に南部の州では、学校での体罰が合法で、一定のガイドラインのもとで行われているとか。体罰の方法としては、木製のパドルを使ったスパンキング(尻を叩くこと)が一般的とのこと。ただし、親が体罰を拒否する場合、その意志が尊重されることが多いようです。この辺はちょっと理解に苦しみません?

 

一方、家庭内の体罰については、アメリカのほとんどの州で、親や保護者による「合理的な体罰」は合法です。でも、「合理的」とは何か?については州によって異なる解釈があるようです。一般的に、体罰が子どもに重傷を負わせる場合、それは虐待とみなされる可能性が高いです。そりゃ当然でしょう。これは日本でも同じですね。

 

私は子供が小さい頃にアメリカに来たのですが、「子供を泣かせてると虐待と思われて警察を呼ばれる」とよく言われていたので、子供が泣かないように、怒り方を考えながら叱っていましたが、「子供を泣かせる」行為が「合理的」じゃないとみなされているってことでしょうか。よくわからないな…。

 

公共の場での認識は、日本では最近は子供への虐待事件が頻発しているので、体罰に対する社会的な意識が高まりつつありますよね。幼児虐待で死なせてしまう事件が後を断ちません。

アメリカでは、特に学校での体罰は非常に議論されるトピックになっているようで、多くの先生や専門家は体罰の禁止を支持しているようです。

 

ま、日本もアメリカも体罰に対する考え方とか認識が昔とは変わってきていて、子供の権利とか人権を尊重する流れの中で、体罰に対する意識が高まっているってことは、共通しているようですね。 

Visited 254 times, 1 visit(s) today

2 comments on “日本の体罰、アメリカの体罰”

  1. 子供に限らず人間ってユニークなので、レジリエンスが強い人もいるし、弱い人もいます。また、センシティビティが繊細な人もいるし、そうではない人もいます。体罰を受けた時に、レジリエンスが強い人や繊細ではない人はそれを「バネ」にして伸びる人もいるでしょう。一方で、レジリエンスが弱い人、繊細な人は、体罰を受けた時に「バネ」が縮んでしまい、伸びないもしくは、トラウマになってしまう人もいます。ですので、体罰は意味があるという意見もありますが、体罰をする対象の人をちゃんと分析し、この人なら大丈夫、この人はやめたほうがよいということを正確に判断したうえで、レジリエンスがある人に体罰を行えば、意味があるかもしれません。しかし、人間は相手の人間を正確に分析することはできません。自分でも自分のことが正確に分析することはできないのに、いわんや他人を分析することできません。としたら、だれに体罰をすればいいかという分別は不可能です。ですので、体罰は行うべきではないと思います。

  2. Saitoさん、ブログへのご訪問、コメントありがとうございます。

    そうですね、自分がなぜ体罰を受けたかをしっかりと理解していれば、その人にとって体罰がバネになるでしょうし、理解できなければ、トラウマになる可能性はありますね。また、その体罰も正当なものであれば理解できる可能性もありますが、不当なもの、例えば、体罰の必要もないのに体罰を受けた場合は、バネにはなりませんね。昔先生から私が受けた体罰の中にも、そんなものがあるような気がします。Saitoさんがおっしゃるように、なかなか難しいものがあります。とにかく体罰は行うべきではないですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です